2015年に受領したお便り(新しい日付順)
◎7月2日 ケニア(ナイロビ)にて
援助修道会 シスター大田 伊杜子
◎6月12日 カンボジア(コンポンルアン)にて
JLMM. Cambodia 井手 司
コンポンルアン通信 NO.107
《教会・学校改修》 水上村の建物の多くが、竹・大きな木の箱・ドラム缶を土台として使っています。これらは常に水に浸かっているため腐ってきますので、定期的に交換が必要です。そしてそのまま取り換えることなく放置しておくと、建物が傾き、倒れる可能性があります。特に、教会や建物は大きく、重量もあるため、一般的な民家より負担が大きいです。竹などの耐久年数は、一般的な民家は10年ですが、教会や学校の様に大きくて重量がある建物は7~8年と言われています。 まず教会の改修について紹介します。 教会の改修部分は、建物の下にあり全体を支えている大きな木の箱の取り換えです。木の箱は、湖に木で足場を作り、木を組み立てて行きます。教会の改修に必要な経費は、去年の12月までコンポンルアン担当のヴィネー神父様が、フランシスコ会から支援を受けました。
組み立てる様子 完成した木の箱
教会の下から古い箱を取り出す 新しい箱を入れる様子 教会を支える杭
写真からでは伝わりにかもしれませんが、教会全体を支えるものですので、かなり大きな箱になります。 木材や防水材を何重も貼り合わせていきます。そして出来上がると、教会の下にある既存の箱を取り出し、新しい箱を入れます。この際に、教会はこの箱の浮力で浮いていますので、箱を取り出すと沈んでしまいます。そのため教会の周りに、杭を打ち込み教会と杭を縛り付ける事により、教会が沈むことを防ぐことが出来ます。私はコンポンルアンに滞在する時は、教会に寝泊りします。改修前は、教会の前をエンジン付きのボートが通ったり、風の強い時には建物が揺れていました。しかし改修後は揺れが無くなりました。 学校は、竹1500本の取り換えを行ないました。竹の取り換えの費用は、日本の海外宣教者を支援する会の皆様から援助を頂きました。竹の取り換え方法は、古い竹を取り出し、新しい竹を入れ込みます。工事は4月に行いました。この時期は乾季の終わりの時期で、水深がとても浅くなるので、湖の中に入り、立って作業することが出来ます。
古い竹 竹を入れる様子 工事完了
今回の改修は、建物を支える土台の部分だけでした。しかし、教会も学校も、壁、手すり、床など修理の必要な個所がたくさんあります。教会は強い雨が降ると、何か所も雨漏りします。学校は壁、廊下の床、手すり等が、修理が必要です。学校は、休み時間になると子ども達が走り回る為、床が割れていたりすると、子ども達が転んで怪我をする恐れがあるので、早急な修理が必要と感じています。 修理をする際に一番頭を悩ますことが、費用をどのようにして捻出するかです。今回の教会・学校の改修は、教会や学校に積立金や予算がありませんので、外部からの支援に頼らざるを得ませんでした。私は日本からの支援はとても有難いですし、私がコンポンルアンで活動する意義として、大きな額の費用が必要な時に外部に働きかけることも重要だと思っています。それに、コンポンルアンの人たちの為に、支援をしたいと言ってくれ、行動してくれる方達もいらっしゃいますので、私が窓口となることも重要だと思っています。
ただ、建物を維持管理していくためには、必ず経費が必要となってきます。修理の時にその都度、外部に頼るのでなく、少しの額でも、費用を積み立てておくことが出来ないかと思っています。ただ、コンポンルアン水上村の方達は、収入も不安定で、貧しい方が多く、自分の家も修理することが困難な人が多い中で、教会や学校のために積み立てをしていく事が可能かどうかは私にとっても不透明です。しかし学校で使用している通学船の係る経費は、子ども達からの通学船使用料の徴収が、先生たちがきちんと管理できているので、子ども達から徴収したお金で、ガソリン代、修理代等を補うことが出来ています。ただ通学船の運用が軌道に乗るためにも、何年もの時間が必要だったと聞いています。 教会や学校の維持費の為の積み立てをどのように管理していくかは、これから村人たちとの話し合いが必要になってきて、簡単には出来ないと思っています。何故、私が難しいかと思っているには理由があります。今私は、バッタンバン教区の管理する農場に住んでいます。ここには幼稚園もあり近隣の村人たちが通って来ています。この農場・及び幼稚園はドイツからの支援で成り立っています。このことは、農場で働いているカンボジア人のスタッフも理解しています。そして農場で働いている、カンボジア人のスタッフ数名と話しをしている時に言われたことがあります。「私達カンボジア人は、農作業や大工仕事等、体を動かす事は好きで、得意である。しかし事業を行うために、必要なお金や人を集めること、つまり事業を運営・管理していくことが苦手である。だから海外から支援に来ている人たちが、お金や人材を確保して、事業を運営・管理して、現場でカンボジア人が働くことが望ましい」と言っていました。カンボジアは支援漬けで、支援を受ける事が当たり前になっていると良く聞かされていました。しかし直接カンボジア人からこのように言われた時は衝撃を受けました。やはり現地の人には、海外からの支援を受ける事は当然だと思っている人がいることを改めて実感しました。
しかし今後も教会・学校を継続していくためには、村人の力で維持管理していく事がとても重要なことですので、時間を掛けてでも良い方法を見つけていきたいです。
◎5月1日 メキシコ(チアパス州)にて
ベリス・メルセス宣教修道女会 シスター真神 シゲ
事務局の皆様へ お元気にゴールデンウィークの連休を迎えておられることでしょう。 カレンダーが着きました。無事に着いたことに、感謝!日本の美しい四季折々のカレンダーも入っていて、うれしさが100倍です。 こちらの方は四季がはっきりと区別できる日本の気候に驚きをもっています。何しろここは、乾季と雨期の2季しかないのですから…。 あのカレンダーを使って、ソヤの皆様にお話しができる日を楽しみにしています。ソヤ教会の皆さんもカレンダーを見る日を、楽しみに待っています。 会報「きずな」も私が読むだけでなく、皆さんと分かち合って、世界を知る窓として、十分に利用させていただいています。 私も元気に乾季の終わりを過ごしています。乾季の花が美しく咲き始めています。では!
◎4月5日 カンボジア(シェムリアップ)にて
ショフ ァイユの幼きイエズス修道会 シスター山口 フミエ・樫野 寿美子・黒岩 あつ子
海外宣教者を支援する会の皆様へ 主・キリストは まことに復活された アレルヤ ! Alleluia ! ご復活おめでとうございます やっぱりこちらは暑い最中のご復活祭です。小教区においては、昨年のご復活祭には20名、そして今年も老若男女、子どもの11名が洗礼のお恵みを頂くことが出来ました。 感謝! 感謝! 感謝です。 教会での奉仕活動のS.樫野は特に聖週間から大忙しでした。
復活祭での洗礼式の後の記念撮影
思わず頬が緩んだ園児の一齣、あれこれ
う~~ん、あれはなんだ???(工作) ウフゥフゥフゥ・・(読み聞かせ)
三人、力を合わせば運べるよ 共同体の三姉妹
◎4月 当会事務局代表を辞任された八幡さんへの感謝のお便り
① タンザニア -天使の聖母宣教修道女会 シスター杉山 あさ子 主の復活おめでとうございます。 キリストの平和、よろこび、希望がこの地球上のすべての人の心を満たして下さいますように! 今日、4月19日、「きずな」が届き、有り難うございました。その中に事務局の屋はさんが引退されるメッセージを拝見しました。 本当に長い間、海外宣教者を支援する会を盛り立て、支えてくださった、八幡さんの指名だったとも言える活動に心から感謝いたします。また、事務局を訪れた折には、にこやかな笑顔で歓迎して下さった姿を忘れることはないでしょう…。 個人としても、また修道会としても大変お世話になりましたことを、心からお礼申し上げます。 これからも宣教者のために祈り、支えて下さることに変わりはないでしょう……、よろしくお願いします。どうぞお体を大切になさって下さい。
② 国内 クリスト・ロワ宣教修道女会 シスター須藤 昭子
お手紙拝受致しました。吃驚しました。と言っても、お互いに年齢ですので、当たり前ですよね。ご苦労様でした。色々と本当に有り難うございました。ごゆっくりお休みくだいさいませと申し上げたいのですが、皆様は貴女のお知恵をまだまだ必要かも知れませんよ。 楽しかったこと、苦しかったこと、みんな天国に持ってゆきましょう。そこでどんな語りがあるでしょうね。 本当に感謝で一杯です。私たち宣教女にとって、本当に力となって下さって、感謝のみです。神様のお恵みがつづけて八幡さんの上に沢山注がれますように、祈ります。
③ アメリカ 援助修道会 シスター豊田 良子
本当に長い長い間のご奉仕心より感謝し、神様の豊かな祝福が注がれますように、遙かニューヨークよりお祈りいたします。 でも、まだまだ私よりずっとお若いことがわかりましたけれど、これからも「海外宣教者を支援する会」(私にとっては「移住協議会」という方がピント来るのですが…)のためにご協力なさることを知り、共にうれしいやら、頭の下がる思いで一杯です。どうぞくれぐれもご無理のないようにとお祈りしています。 こちらアトンメント会本部修道院ではシスター・ロバータと一緒です。お互いに年輪を重ねてきましたが、頑張っています。どうぞお元気でご活躍ください。
◎4月某日 アルゼンチン(ミシオネス)にて
神言会司祭 北島 泰治 神父
皆さんご無沙汰しています! 日本の友達とフェイスブックをやっていて、日本では、クリスマスに星に導かれた東方の三人の博士が幼子イエスの誕生を祝い、礼拝したことは良く知られた伝承だと知りました。でも此方の信者さんには、初耳だったみたいです! それで、此方の皆さんにこう話しました。「3人の賢者には、もう一人の連れが居たのですが、彼等より後に遅れてやってきたと言われています。その賢者は、アルタバンと言う医者でした!彼はイエスに会うため全財産を売り、贈り物として、サファイヤ、ルビー、真珠を買って出発しました。しかし砂漠で瀕死の病人を介抱したために、3人との打ち合わせに遅れてしまい、イエス様の誕生には問に合いませんでした! しかし救い主に出会い、人の生きる真の意味を教えてもらいたいと旅を続けました。その道中いろいろな病気やけがで苦しむ人、貧しい人、困っている人、悲しんでいる人の世話をし、励まし続けました。 そうこうしているうちに時は流れ、33年もたってしまいました。そうしてやっとイエス様のいるエルサレムにたどり着いたのです。でももうイエス様は処刑されていて、会えませんでした。悲しみの内に死のうとしている時、復活したイエス様がアルタバンの前に現れます。彼はイエス様のために用意した贈り物をすべて使い果たしたことを詫びました。でもイエス様は、ニッコリ笑って、その贈り物はすべて受け取ったと言われました。そして「ハッキリ言うけど、道中、私の兄弟であるこの最も小さい者の一人にしてくれたのは、私にしてくれたことなのだ。」と言われました。(マタイ:25、40)」 この4人目の賢者 アルタバンは、自分の贈り物がすべてイエス様に届いたのを知って安らかに亡くなりました。飼い葉おけのイエス様の周りに3人の賢者しかいないのをみると、いつも、その賢者が今もイエス様を求めて歩んでいることを思い出します。その賢者は、最終的に復活したイエス様に出会う旅をしていたわけです。 一年を通して私たちも復活したイエス様に出会うための歩みを、望みを失うことなく続けたいものです。こうして自分たちが、あの生まれたばかりのイエス様から復活されたイエス様との出会いの道の途中にあるのだとわかります。 私たちもあのアルタバンのように、出会う人達と生きる喜びを分かち合えるようにしたいものです。最後にはきっと復活したイエス様と出会えることでしょう! ご復活おめでとうございます!
◎3月31日 カンボジア(プノンペン)にて
ショファイュの幼きイエズス修道会 シスター橋本 進子
海外宣教者を支援する会の皆様へ 日本は桜の満開が南から北へと皆さんを喜び楽しませてくれていることでございましょう。「きずな」No.130号ありがとうございました。 八幡さんが事務局をお退きになるとのご挨拶を伺って、びっくりしました! 私がカンボジア入りをした時からこの11年間、本当にお世話様になりました。事務局にご挨拶に伺う度に温かく迎えていただき、話を聞いていただきました。昼食の日本食がことのほかおいしかったです。それから援助金のことをご相談した時、「出してごらん」とさりげなくおっしゃったその一言が勇気と、なんと申したらいいのでしょうか、気持ちを軽くしていただきました。それ以来、事務局をお訪ねするたびに八幡様の心と体全体からにじみ出ている温かさと、いつくしみの心に触れさせていただいていました。本当にありがとうございました。どうぞ御身ご自愛くださいませ。 今日、修道会本部からお願いしておりました援助金の入金の連絡受けました。寛大にご支援いただき、心強く、2015年もカンボジアでの使徒職に励むことができます。心から感謝申し上げます。祈りと感謝のうちに、 ◎3月27日 ブラジル(サンパウロ州)にて
イエスのカリタス修道女会 ブラジル宣教女一同
聖なる教会はもはや聖週間に入ろうとしています。 海外宣教者を支援する会の皆々さま、如何お過ごしでおられますか? 時代は過ぎ、人は変われども、常に変わらず、私ども宣教者を心に留めてくだり、霊的に、物的にも寛大な援助を頂き感謝に耐えません。降誕祭に際して、菊地功司教様のお心こもった格別なメッセージに励まされ私たちの熱意と勇気を改めさせて頂き、誠に有難うございました。 また、この度も日本文化豊かな美しいカレンダーを3月23日に、無事受け取ることができました。ブラジルはやっぱり遠いのですね…。しかし、皆様のお祈りとお気持ちは、何時も私たちの近くで、支えて下さっておられ、そのことが喜びと力になっています。 さて、今日はこの機会を利用しまして、ブラジルに於けるイエスのカクタス修道女会の宣教女らの住所変更のお知らせをさせて頂きたいと思います。時折転勤などがありますので、2015年からは下記の住所、すなわちブラジル準管区本部に一括させて頂くようお願い申し上げます。双方のための便宜を図りまして、このようにお願いさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。 宣教者を支援する会の上に主イエスと聖母マリアのご保護が常にありますように! そして皆様のご健康をお祈り申し上げます。 宣教女名:シスター川上 幸代、シスター雲田 雪乃、シスター白沢 康子、シスター赤塚 洋美、シスター竹山 みち子、シスター黒崎 幸代 住所:(省略)
◎3月19日 東ティモール(ディリ)にて JLMM 深堀 夢衣
日本の皆様、こんにちは! ロスパロスは最近毎日雨が降ります。雨期は、草が青々と茂り、花が咲き、動物や虫たちも喜んでいるようです。ここ何年かで、苦手だった虫を凝視出来るようになってきました。日本にいない、というか見ないような、いろんな種類の虫がいて、興味深いです。「なにこの虫!珍しい!!」なんてティモール人に虫を見せながら言うと「ひぃ~!」と言われたりしています。いつか、珍しい虫を紹介するコーナーをレポートで書いてみたいです。…あんまり嬉しくないかな…。さて、今回は、2月に通訳のお手伝いをしたお話しです。 *日本の消防車が東ティモールにやってきた!* 真っ赤に映える車体!消防車!一般社団法人-日本東ティモール協会の支援により、滋賀県で活躍していた消防車3台が東ティモールの内務省治安担当局に寄贈されました。「え、消防署がティモールにあるの!?」と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、実は…あります。消防署があるのは首都ディリと、第2の都市と呼ばれているバウカウ県。私が住んでいるラウテン県にはまだありません。バウカウ県は、ラウテン県のお隣にある県です。消防車も寄贈されたために、あと4県にも消防署をつくる予定があるそうです。燃えていく事務所を泣きながら見ていた経験のある私ですので、いつか全県に消防署が出来たらいいなぁと思っています。 ディリ港から出発する日本の消防車3台 ディリ港で備品をチェックする消防隊員の方々 消防車が寄贈されても、操作とメンテナンスが出来なければすぐに壊れてしまい、支援の意味がなくなってしまいます。滋賀県湖南(こなん。湖南市)消防局の消防隊員2名の方が操作の仕方とメンテナンス方法についてのトレーニングをティモール人の消防隊員約20名に実施する事となり、私はその通訳をする事になったのでした。今回トレーニングに来て下さったお二人(湯谷一彰さん、八田健治さん)は、寄贈される消防車を日本で使用していた消防隊員の方々です。
トレーニング中の様子。湯谷隊員(写真左)と八田隊員(写真右)。二人が話し出すと皆注目して聞いてくれました。
通訳をする場合事前に資料を頂いて訳しておきますが、消防隊員の方から受け取った資料は、専門の単語が多いためにわけがわからず、本当にこんな状態でティモール人の前で訳せるのだろうか…と不安で仕方がありませんでした。通訳のプロではないので、テトゥン語を話す事は出来ますが、全部の単語はまだ習得していません。自分の専門外(私の場合保健分野以外)の単語は未だに辞書を引かなければわからない単語ばかりです。通訳をするとき一番大切にしなければいけない事は、当たり前の事ですが、人の想いを相手に“伝える”事だと思います。ティモール人のためにも、ティモールに来て下さった日本人のためにも。私が間に入った事で、余計にこんがらがならいように注意しながら、日本人の伝えたい想いが、ティモール人の心に届くように努めています。 ↑放水訓練。水の勢いが強い時は一人がもう一人を支えます。 ↑縦列の放水訓練。センター長が指示を与えています。不安な気持ちの中始まった通訳でしたが、毎日とても良い雰囲気でした。私よりもずっと専門用語を理解していたティモール人の消防隊員たち。さすがです。私の訳がピタっと止まってしまうと、「マナ(テトゥン語でお姉さんという意味)!それはこうこうこういう意味だよ。テトゥン語ではこう言うんだよ」と教えてくれました。通訳中に訳が止まると、聞く気を無くしてしまう人もいれば、溜息をつかれる事も多いです。彼らの助けに本当に救われました。 1つの場所から給水をして縦列に駐車した2台の消防車の先から放水する訓練やポンプ洗浄などなど、彼らには新しく学ぶ事ばかり。彼らの脳みそがパンクしないだろうか?!と私は不安でしたが、彼らの方からどんどん質問していて、訳がおいつかない事も多々ありました。ティモール人の消防隊員は、日本の消防隊員のお二人と通じるものがあったようで、通訳を介さなくてもジェスチャーや英語の単語でわかり合っている場面も見受けられました。ティモール人の理解力を尊重しながら、伝えたい!と思う日本消防隊員の気持ち。その気持ちに応え、知りたい!という思いでメモを取りながら一生懸命ついてきてくれたティモール人消防隊員。私も双方の熱い想いに心が動かされました。当初は5日間のトレーニングの予定でしたが、双方同意の上で日曜日の午前中もトレーニングを実施する事に。毎日汗だくで、身体は疲れていたと思うのですが、みんなとても良い笑顔でした。 二人が東ティモールを発つ日は、空港までお見送りに来てくれた東ティモール消防隊員のみんな。肌の色、話す言葉は違っても、人を助けたくて消防隊員になった思いは同じ。日本と東ティモールの新しい絆が生まれ、それに関わる事が出来て良かったです。 消防車にあまり活躍して欲しくは無いですが、今回学べた事を忘れずに、火災に遭う東ティモール人を今後も救助してくれる事を願っています。
集合写真♪
◎3月12日 チャド(ギイダリ)にて
ショファイュの幼きイエズス修道会 シスター松山 浩子
海外宣教者を支援する会の皆様へ ✝主の平安 お元気ですか? カレンダー2015ありがとう! 日本の美をわすれないように、有名な平山 郁夫のシルクロード スケッチ集と生け花のもの! 何と美しい国でしょう! 最近、チャドでもNHKワールドニュースを見ることができ、日本の伝統、京の生け花とかを見た後で、感動しています。自然の花をいかに生かすか。自然、動物を愛する日本人の中に、こんな心もあるのかと、驚きとうれしさを覚えます。 昨日3月11日は東日本大震災の記念日で、被災者や天へ召された方々のため共に祈りました。 電気のないチャドですが、夜空に輝く星が人の心により輝くようです。祈りの内に、感謝を込めて。
◎3月某日 タンザニア(ニヤミレンベ)にて
天使の聖母宣教修道女会 シスター杉山 あさ子
(会員が送ったクリスマスカードへの返信) 可愛らしい子供の日本的なカードと共にクリスマスと新年のお喜びのお便りを手にしたのは、1月15日でした。有り難うございました。一瞬、日本のお正月を想い出しました。「きずな」お手伝い、またお祈りを通して宣教者を支え、励まして下さっていることに心から感謝しています。 私も昨年5月に2年ぶりにこちらニヤミレンベ村にもどりました。カトリック、イスラム、プロテスタントなどの懐かしい村の友人たちが歓迎して下さり、そこからも喜びと力をいただきました。 昨年の末から頼みにしていた雨が、充分に降らず、今年1月に入ってからも、期待していた雨が降らず、主食であるトウモロコシ畑は青枯れして、収穫がありません。豆の収穫も、特に私たちの住むチャト区では、それ程ありません。これからの生活が心配されます……。その貧しさの中にあっても、あるものを分かち合って、生きている人々の心の豊かさに福音を味わっています。 お祈りのうちに!
◎2月23日 セネガル(ダカール)にて
マリアの宣教者聖フランシスコ修道会 シスター玉木 照子
(会員から送られたクリスマスカードへの返信) お手紙、そしてかわいい日本的なカードと、有難うございました。とても寒そうで、風邪を引きませんように…。こちらはサハラ砂漠風が吹いて、机の上も字が書けるくらいで、洗濯物は1時間でスッキリと乾きますが、白い物も少し色がつきます。 乳児院の赤ちゃんから乳児まで、下痢が多く、大人は咳が出てしまいます。西アフリカでのエボラ病は、お蔭さまでセネガルには入っていません。神に感謝 ! 今は80名の赤ちゃんたちがいますが、多いときは百名にもなります。不思議なことに、双児が多くて、三つ子も何組かいます。同じ敷地内に女子宿舎があり、17~20才位の食べ盛りの元気な娘さんたちが55名います。2年の養成期間中、1日の半分は乳児院で働き、半分はシスターやボランティアの方々からフランス語、英語、洋裁、料理、刺しゅうなどを教わります。田舎から来ている娘さんたちに聞くと、ホウキも木の枝を集めたものを使い、水道もないとのこと。こちらの新学期の交代は8月・9月ですが、新学期の最初の頃は乳児院の生活には驚くことが多く、歳をとると疲れます。 1980年に日本を出て、フランス語を勉強して、セネガルへ来たので、もう36年目に入ります。毎日が神さまからのお恵みで、不思議な生活をしていますが、よろこびの日々です。 私たちの共同体は14名。国籍は10に及び、スペイン、ポーランド、フィリピン、レバノン、アルゼンチン、コロンビア、マリ、ブルキナファソ、セネガル、日本です。昨年86歳のフランス人のシスターが天国へ召されました。日常はフランス語の生活で、ただ長い生活ですので、楽しいですよ。施設の敷地内には200名位がいるという、大家族です。時々ですが、電気や水道が止まります。 それではお元気で。
◎2月20日 ペルー(リマ)にて
イエスのカリタス修道女会 シスター川端 キヌエ
日本カトリック海外宣教者を支援する会員の皆様、 いかがお過ごしでしょうか? 先日、皆様方からのクリスマスのお便りを受け取りました。心のこもった菊池司教様のクリスマス、メッセージを興味深く感謝の中に再読させて頂きました。 誇り高きインカの国で、ホコリと暑さの中でのクリスマスを迎えて20余年… 。皆様方のお祈りと励ましのお便り、それに毎年送って下さる日本の美しいカレンダーは、砂漠地帯の貧しいスラムで働く私たちの心のオアシスです。有難うございました。 宣教女として、取るに足りない平凡で小さな仕事の毎日ですが、業より存在の価値をご覧になられる貧しい小さなパン、聖櫃のなかに生きて、私たちに同伴して下さっておられるイエスと聖母マリアに支えられて、よりよい神の道具に変容されたいと思います。 世界中での痛ましいニュース、悪の力が蔓延るなかで、愛と平和の勝利を希望して戦っている多くの善意の人々と共に“私は、世に勝った”と、仰ったキリストのみ言葉に信頼して! 先日、日本の休暇からペルーに帰って来た姉妹が日本の冬はとても寒かったと話していました。真夏のリマで、今頃日本は“春は名のみの風の寒さや…”の頃でしょうか?と想像しています。 私たちは、宣教者を支援する会員の皆様お一人お一人のご健康と神様の豊かな祝福をお祈りさせていただきます。
◎2月15日 ペルー(アレキーパ)にて 聖パウロ女子修道会 シスター松崎 ノブ子
海外宣教者を支援する会の皆様へ 皆様、その後、お元気でしょうか? 私も相変わらず元気に頑張っております。年を重ねると、自分が思うようにはなりませんが、できることを精一杯頑張っています。 先日は「きずな」を、また2015年のカレンダーなどを有り難うございます。お返しは、私の小さな祈りだけです。心を合わせて祈り、感謝と共に、だだお礼のみ。 神様の豊かなお恵みが、皆様一同の上に
◎2月9日 チャド(ライ)にて
ショファイュの幼きイエズス修道会 シスター泉 淑美
日本は未だ寒さが続いているとのこと、皆様如何お過ごしでしょうか? クリスマスにはかわいらしいカードを有り難うございました。お正月の少し過ぎに他のカードや郵便物といっしょに届きました。こちらでは1月にクリスマスのお祝いが届くのは、ごく普通です。 チャドは、未だキリスト教が伝わってからの伝統が生まれるにはまだまだ、若すぎる國で、同じアフリカでもコンゴやカメルーンは典礼の上でも、チャドよりも何かしら確かなものが生まれているようです。チャドではまだ伝えられたものを、受けきれていないようです。クリスマスという特別な「何か」はまだ何もありません。コマーシャリズムがないせいか、街のデコレーションもプレゼントもクリスマスソングもなく、ミサの中で、クリスマスの朗読を聞く以外、何もないのです。聖歌もフランス語の聖歌隊と、部族語のそれがありますが、年中歌っている同じ歌です。いや、今年、一曲だけありました。 ♪ グローオォォォ、オーォォォォ、オーォォォォ、オーリア♪ インェクシェル シスデーーオ♪ 本当に一曲だけ、イヴのミサのご聖体拝領の後でした。そしてこちらのクリスマスは、“プレゼント”といって、私たちが思い浮かべるリボンのかかった包みがない代わりに、みんな新しい服を仕立てる習慣があります。家族、親子、兄弟姉妹、お揃いの柄、布で新調した服を着て、クリスマスからお正月にかけて、聖堂はとても賑やかな色彩で、楽しいものです。 今、書きながら、よくわかりました。チャドのクリスマスはこれですね。新しい服!普段は汚れたり、破れたり、もう糸しか残っていないようなものを、肩から引っかけている子供もいるのですから、新しい服は、年に一度の「トクベツ」です。 と言うわけで、まだまだ貧しい國ですが、お陰さまで元気に楽しく過ごしています。大変な問題はいつも解決も何もできないまま、そこにありますが、ともあれ、私たちは続けていきたいと、思っています。 明日帰国の途につきます。日本でこの手紙をとうかんします。どうぞこれからもお祈りとご支援をお願い致します。
◎2月某日 フィリピン(バコロド・シティイ)にて 善きサマリア人修道会 シスター迎 衛子 ・景山 ひろ
「きずな」のお友達の皆様 今年も美しい、そしてなつかしいマリア様のカレンダーをお届け下さり、本当に有り難うございました。毎年大切に使いながら、一言お礼をと思いつつ、一年が過ぎてしまい、申し訳ございません。 菊地司教様のクリスマス・メッセージ、特に日本の教会との結びつきの説明は、私共に新しい輝く光と、同時に暖かい励ましとなりました。貴重なメッセージに心から感謝申し上げます。 今、フィリピンでは教皇様の訪問を終え、パパ様からの有り難いおことばに、さらなる祈りと希望の年を過ごしております。世界中の人々が少しでもこのような祈りに満ちた希望と平和に近づけますよう願う今日この頃でございます。 「海外宣教者を支援する会」の皆様方のお祈りと励ましに力を得て、現地の方々と共に2015年の一日、一日を大事に過ごしてまいります。 お一人おひとりのご健康と尊いお仕事の上にいつくしみあふれる神様の祝福をお祈りしております。
◎1月27日 チャド(ライ)にて ショファイュの幼きイエズス修道会 シスター平 静代
海外宣教者を支援する会の皆様へ かわいらしいカードに添えて、心暖かい新年のご挨拶有り難うございました。私たちが働けるのは、日本の教会、信者さん方の祈りに支えられているからです。肌で感じています。 日本のようにクリスマスノ飾り、クリスマスソング、正月の飾りのない年を重ねても、やはり恋しいものです。共同体の中だけでもと、カナダ人シスターと日本人シスターの共同作業でクリスマスの飾りをしました。 正月休みから戻った寮生にクリスマス・ツリー、チカチカの豆電球、電池で動き、歌う15センチの背丈のサンタクロースを披露しました。驚く娘さんたちに近寄るように手招き、手で触れるように、そして一緒に歌いました。このようにイエズスの誕生と新年の喜びを分かち合えることを本当にありがたく思います。 チャド周辺では、ナイジェエリア、ニジェール、中央アフリカと悪いニュースが飛び交っています。現在のところカメルーンを含む国境を封鎖して、テロリストを防いでいます。ニジェールの国境封鎖により物価の上昇と物不足が生じていますが…いつまで続くのでしょうか? 私たちは38名の寮生と90名近くの幼稚園児の世話に追われていますので、ご安心下さい。子供たちの笑顔と成長が恵みです。どうぞこれからも、チャドの人々のために働く私たちのために引き続きお祈り下さい。皆様の上に神様の祝福を祈りつつ…!!
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