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KIZUNA 日本カトリック海外宣教者を支援する会 JAPAN CATHOLIC ASSICIATION FOR AID TO OVERSEAS MISSIONARIES







『海外宣教者のファンとなって』

長崎大司教 島本 要

 「預言者を預言者として受け入れる人は、預言者と同じ報いを受ける」(マタイ・10・41)
 これは、イエスの言葉ですが、ここで言われている「預言者」とは、神の言葉を神の名によって人々に告知する人、今日的表現に置き換えるなら、「宣教者」のことです。
 「日本カトリック海外宣教者を支援する会」のニュースレター「きずな」を愛読しています。その度毎に、海外で働く日本人信者の献身的な働きに心を打たれます。
 この度、比較的自由の身になったので同会の顧問司教として、海外宣教者を支えたいと思っています。
 JLのサッカーファンを英語で「サポーター」と呼んでいますが、その意味は「支援者」です。
 「海外宣教者」のように宣教の大スタジアムでプレーは出来ませんが、彼等の熱狂的ファンとなって、彼等に声援を送り、彼等の働きを支援したいと念じています。
 その理由は、日本人海外宣教者の存在が、日本の教会とその信者の問に、宣教精神を維持する力となっているからです。
 「支援」と言う形で、海外宣教者と連帯する人を、主イエスは、「預言者を預言者として、受け入れる人」と評価し、彼等と同じ報いを約束しています。
 この「報い」は、終末における「報い」は、もちろんですが、彼等と「連帯」し、「支援」出来ること、それ自体が「報い」だと、考えています。
 どうぞ、よろしく。

顧問司教に島本大司教様
 「会」の新しい発足に伴い、「顧問司教」にご就任をお願いしていた、島本 要大司教様(長崎大司教区)が、この程、「顧問司教」になることを快諾して下さいましたのでお知らせ致します。






『日本カトリック海外宣教者を支援する会』

 第2回運営委員会議事録
日時:2001年9月11日(火)18時〜
場所:東京・四谷・上智大学・SJハウス会議室
議事
1.「きずな」76号について
 @今号は編集締切り後、印刷所へ入稿直前に「インドネシアでミサ中に爆発、37人重軽傷」の衝撃的なニュースが入り、急遽、原稿を差し替えたと編集者から報告があった。
2.「きずな」77号について
 @巻頭言はグリム神父(メリノール宣教会)に依頼する。
 A原稿締切りは11月10日、発行は12月1日、発送作業は12月5日(水)の予定。
3.援助審議(別項)
4.その他
 @当会の案内パンフレットの見本が完成。4色刷り、二つ折り、印刷部数30000部
 A海外の宣教者宛てのクリスマスカードは、今年も会から発送する。
 B次号77号にクリスマスメッセージと、新しいパンフレットの活用についてのお願いを入れる。
 C来年(2002)は「会」の創立20年に当たるので、次回までに記念行事について考えておくことを申し合わせた。
 D次回運営委員会は12月11日(火)18時より東京・四谷、SJハウスで開催。






『21世紀初のクリスマスを迎えて』

「日本カトリック海外宣教者を支援する会」
 21世紀初のクリスマスを迎えるにあたり、喜びと共に主を讃え、平和、そして海外で宣教に当っておられる全ての宣教者、「会」を支援して下さる方々への感謝とクリスマスのご挨拶を申し上げます。
 喜びと平和と希望の中に良きクリスマスを、お迎えなさいますようお祈り申し上げます。






『援助決定』

 (2001.9.11決定)
(1)ブルキナ・ファソのSr.野間順子(マリアの御心会)より、公教委理のテキスト、教材を印刷するコピー機購入のため150,000円の申請があり承認。
(2)インドネシア・メタンのSr.浜谷真佐美(聖母カテキスタ会)より、知的障害児学級の、中学生2名、小学生10名への援助申請があり3,163ドル(389,049円)の援助を承認した。
(3)マカオのSr.山田絢子(聖パウロ女子修道会)から、多言語による教理、祈りの集い、召命の集いなどに用いるプロジェクター、ノートパソコン等の購入費の一部として合計800,000円の申請があり承認。
総計:1,339,049円






『会の案内パンフの活用を!!』

 既に「きずな」などでお知らせしましたが、「海外宣教者を支援する会」は1982年9月日本カトリック移住協議会の下部機関として発足し、以来19年間にわたって世界の開発途上地域等へ日本から派遣され、様々な困難の中で現地の人々と共生し、喜び、苦しみを分かち合っている宣教者達への支援活動を続けて参りました。この程、カトリック教会内の機構改革による移住協議会の解散に伴い、「会」は司教協議会公認団体・「日本カトリック海外宣教者を支援する会」として独立、2001年9月1日付で新たに発足致しました。
 もとより、「会」の目的・活動に何らの変更はなく、従来通り支援活動は続けられます。今後とも、皆様方の一層のご支援とご協力をお願い致します。
 支援活動を強力に推進するために、会員の拡張、特に若い方々の参加が必要です。そのためにこの程、「日本カトリック海外宣教者を支援する会・ご案内」を作成致しましたので、会員拡大のために、是非、ご利用下さい。
 必要の向きは事務局にご請求下さい。