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KIZUNA 日本カトリック海外宣教者を支援する会 JAPAN CATHOLIC ASSICIATION FOR AID TO OVERSEAS MISSIONARIES







『私に示された道』

カトリック信徒宣教者会 水野美香

 「水野さんが、真の福音化を目指し、神の国の実現のために、働くことができますようにー。」出身教会(四日市)で、このように、共同祈願して下さいました。
 私は、地球上の全ての社会が、より良くなるために働くことが、福音化だと信じています。カトリックの教義を広めるとか、信者の数を増やすとかいうような事は、私には無理です。
 しかし、自分は神様の道具、なにかしら使命を受けて、この世に命を授かった、という考えからなら、働くことができます。
 自分自身が、”神の証し“となる、ということでしょう。
 簡単でないのは、よく分かっています。わざわざ、JLMM(カトリック信徒宣教者会)に参加しなくても、海外に行かなくても、そのような働きは出来るのに、人様の、大切な寄付金を使って派遣して頂くので、大きな責任も感じています。神様は、それぞれに、賜物をお与えになりました。皆さんが、一生懸命、ご自分の使命を果たされているように、私も、ロシアで、一生懸命、頑張りたいと思います。
 JLMMの派遣を、「水野美香が行く」というより、「日本の教会から青年が行く」と考えて頂きたいと思います。派遣中、また、帰って来てからも、気軽に現地の報告をする場がある方が嬉しいです。日本の教会という支援者がいるのだと思う方が、がんばれると思います。どうか、同じカトリック教徒として、私のためにお祈り下さい。私も、ロシアから、皆様のことを想い、祈っています。






『派遣を前に』

カトリック信徒宣教者会 荒川治

 「ネパールに派遣?、おまえ、帰って来たら、もう、30やぞ…」と言われてしまった。
 もう、その年になったら、ある程度の社会的地位と安定があってしかるべき〜ということだろうか。また、「2年ちょっと行って、一体、何が出来るいうねん。日本で、もっとやるべきことが、あるんとちゃうの。神戸は、震災を受けた町やで。」という声もある。
 でも、僕は行かねばならない。僕は、僕であるために、ネパールへ行くのだ。誰かが僕を呼んでいる。血が騒ぐのだ。一回きりの人生、悔いなきように、心のアンテナに響く大いなるもの、素朴な人々と、大自然の奥に深く流れる、大いなるものを感じ、その声に従って、生きていきたいのだ。危険で、厳しい世界。不安もある。
 でも、喜びも大きいはず。日本人は日本人だけで生きているわけではなく、世界の人と関わりながら生きているのだとすれば、世界の人と僕等のような関わり方をする日本人が居てもいいはずだ。






『第59回役員会報告』

 「会」の第59回役員会が、96年12月17日(火)午後6時から、東京・四谷のイエズス会SJハウスで開かれ、次の案件を審議、決定した。
  • 「きずな」57号について  大橋美智子さんの巻頭言は、体験を通じて印象深く、好評であったとの報告があった。また、”エコー”に寄せられた意見で宣教地の地図をーとの要望に応えて地図挿入を復活させたとの編集者から説明があった。
  • 「きずな」58号について  巻頭言は、国内会員に依頼(本人都合のため、今回は現在帰国中の方に依頼することになった。)発行日=1997年3月1日原稿締切=2月10日。発送作業=3月5日(水)の予定。
  • 援助審議=(別項)
  • その他=☆新役員として、諏訪なおみさんの推薦があり、役員会に諮り、全員の承認があった。  ☆96年度活動の反省と、次年度の活動方針についてフリー・トーキング☆次回役員会は、1997年3月12日(水)の予定。






『援助決定』

 ('96.12.17決定分)
地区援助要請書援助内容援助金額
パラグアイSr.伊藤伎余子(聖霊奉侍布教修道女会)ピラポ市内に広範囲に居住するピラポ聖霊幼稚園児の送迎用スクールバス購入費の一部として11,298ドル(1,310,568円)
コート・ジボワールSr.勝一美(クリスト・ロア宣教修道女会)女子自立援助教育センターの教師2名(2年間)の給料として500,000円
アルゼンチン北島泰治神父(神言会)アルゼンチン・ミシオネス州とパラグアイ・ピラポの日本人移住者一世、二世の信徒司牧のための車のガソリン代3,000ドル(348,000円)
計 2,158,568円