『ザ・メッセージ』

• …昨年11月13日に襲ったスーパー台風の被害も、本年度に入って漸く回復し、セプ全地域を通して電気、水道が元通りになりました。…おかげさまで、私たちも日本からの物心両面にわたる援助に支えられ、スラムの子どもたち、または大人の「教育」に汗びっしょりになり、励んでおります…
  （フィリピン・エスコラピオス修道女会　岩間尚子）
• …立派なカレンダー…美しい日本の風景画に、疲れた身心が癒されるようです。「きずな」も毎号お送り頂き、私どもの刺戟とも、励ましともさせて頂いております…ご奉仕の皆様方の蔭のご援助に神様の豊かなご祝福を念じつつ…　　　（ブラジル・タビライのカテキスタ会箕浦マサ）
• 世界の平和が乱され、苦しみがただよう今日、神様の憐みを懇願してやみません。…「絆」と…「名簿」…有難うございます。皆様の上に神様のご祝福をねがって…
  （ローマ・御聖体の宣教クララ修道会　本多葉子）
• …今、こちらは湾岸戦争の影響で、ツーリストが…姿を消してしまい、二大観光都市の一つであるマラケッシュは（フェーズ市とと、¶U7¢もに）生活の危機に陥んでいます。ホテルも閉鎖または一部だけ開かれ、従業員は半月ずつ交代で働いているとのことです。ここの父兄たちも、直接、間接、ツーリズムで生計を立てている人が沢山居ますので、月謝の未納にも、しばらくは目をつぶらなければなりません。私たちはどちらの側にも立たず、相互理解の懸け橋、本当の正義と平和の道具となれますよう…心を配っています…
  （モロッコ・マリアの宣教者フランシスコ修道会　黒川栄子）
• …今、こちらは乾期で、ものすごいホコリの日々が続いています。 水不足のナクルに日本政府の援助で、ダム建設と大型パイプの設置工事が続いています。しかし完成後、汚水処理の問題で、世界中のフラミンゴの65％が群生していると云われているナクル湖のフラミンゴへの影響が心配されます。
  
  （ケニア・フランシスコ会　大司達也・佐藤達郎）
• モンセニゴール・ドミンゴ中村神父様の記念館開館式にローシャイタ神父様のご出席を頂けましたことは、私どもの大きな喜びです。それ以上に大学のクラスメイトであるアルヴァレス・マシヤード司教様とお会いになれましたことは、私どもにとって感激です。…中村神父様記念館のために…貴重なご寄付に感謝申し上げます。
  （ブラジル・モンセニョール･ドミンゴ中村記念館委員会　会長ハルオ・ヒラタ）
• …お心の籠ったカードや会員名簿をお送り頂きまして本当に有難うございます。お蔭様で、元気でローマでの5回目の正月を迎えました。私は会の国際的な養成のグループの仕事で働いておりますが皆様からの励ましと支えを有難く頂き、元気づけられております
  （イタリア・聖心会　田辺董）
• 今年はカレンダーが来ないかなーと指折り数えていたら、2つの小包到着、これはカレンダー、開けてみてびっくり、しばらく見惚れてしまいました。光雅なお人形、すばらしい絵、日本のは、どうしてこんなに綺麗で織細で、奥床しいのだろうかと、日本を懐しみました。
  （ブラジル・宮崎カリタス修道女会　田河緑）
• ブラジルはインフレがますますひどくなって、不安な毎日を過しています。貧しい人々は増し、社会悪が日々大きく増え、町の中には子供の姿が目立ち…道行く人に絶えず「何かを下さい」と寄りすがっています…
  （ブラジル・ベタニア修道女会　間野玲子）
  　＊他に次の方々から、お便り頂き、有難うございました。
  　○西本トオル神父（フィリピン）Sr佐藤春子（御聖体の宣教クララ修道会・インド）久保芳一神父（コンベンツァル聖フランシス�激R修道会・ザンビア）Sr永瀬小夜子（ショファイユの幼きイエズス修道会・チャド）大木孝次郎神父（イエズス会）
  

『ECHO』

…ポンペイ修道院（ミクロネシア連邦）のために、タンク2基の材料費及び人件費を含めて……ご援助を頂き、心から感謝申し上げます。修道院の建築の方は少しずつ進んでおります。水道のない所ですから、雨水や湧き水を貯めるタンクは必需品です。常夏の国に居ると「水」が「いのち」と深くかかわっているという、ごく自然なことを体験することがあります…

（西宮市・援助マリア修道会管区長・勝部郷子）

『新派遣宣教者』

　（敬称略）

礼拝会　大木道子　〜ボリビアへ〜

カロンデレットの聖ヨゼフ会　真木栄子　〜チリへ〜

善き牧者愛徳の聖母修道会　山本慶子　〜ケニアへ〜

会員数（個人・法人）計　一七六三（91・6・1現在）

『編集後記』

　ひさびさに編集子「山鳥」が登場します。
　「海外宣教者を支援する会」が発足してから9年。「絆」も35号を数え、海外で宣教にあたっておられる方々に、わずかでも、お力になっていることを、寄せられるお便りの節々に窺えるのは、スタッフ一同の喜びとするところです。
　皆様が送って下さるレポートで、日本に居ては、はかり知ることの出来ない、宣教他の生々しい現状、何が、その宣教地での陸路になっていることが分り、福音宣教を推進する上での貴重な資料となっています。時には、溢れるレポートの数に、編集子を転手古舞いさせ、一つでも多く、現地からのレポートを紙面でお知らせしようと、「山鳥」は噂かなかったという次第です。
　ある国では政情不安の中で、あるところでは、貧困と飢えの中で、多くの困難に直面して、福音宣教に当っておられる皆様の上に、主の恩寵豊かならんことを祈りつつ、35号をお届けします（山鳥）