カメルーンからのお便り(バトゥリにて)シャルトル聖パウロ女子修道会 シスター末吉 美津子
† 主は貧しい人と共におられる。日本カトリック海外宣教者を支援する会の皆様、お元気でお過しでいらっしゃいますか。 先日83km離れた町のポストに行きましたら、皆様方から受け入れられた寄付金のお知らせを手にし、神様に感謝いたしました。皆様、本当にありがとうございました。(9月4日) 9月から始まった新学期、子供たちへ教科書、文具類を手渡すことができること、また寄宿生のための食費と職員たちへの給料を支払うことができることは、私にとって大きな、大きな喜びであり、慰めであります。 アフリカは大家族です。給料を支払えないと、一家族が飢えてしまいます。体力のない赤ちゃん、子供は天国へと旅立っていきます。先日も5人の子供たちの母親が、女の子を連れて、診療所へやって来ました。原因は栄養失調でした。診療所を去って、約1ヶ月後にこの女の子は天国に召されました。この子のお母さんは、私の小学校で教えていたので、まあまあの給料を手にしていたのですが、親戚の人々も彼女を当てにしているため、本当の自分の子供のためばかりに心を留めていられなかったようです。気の毒でした。 そんなわけで、私が預かっているピグミの寄宿生のためには。できるだけ栄養面を考えて、食糧品の購入にあたっています。買い物のためにも車を使用しますので、ガソリン代も必要になってきます。とにかく、経済面に工夫しながら、生活しております。 この手紙もいつ皆様の手元に届くかわかりませんが、支援金の領収証を一緒に添えて発送いたします。 感謝のうちに、皆様方のため私の小さな祈りをおささげいたします。 2007年10月2日
パラグアイからのお便り(エンカルナシオンにて)聖霊奉侍布教修道女会 シスター林 静子
海外宣教者を支援する会の皆様へ†主の平安! 昨日は「カトリック生活」を沢山お送り下さいまして、ありがとうございました。東京ミッドタウン郵便局の消印は7月7日になっております。船便ですとはるばる3ヶ月かかって着きました。無事に届きましたからご安心下さいませ。こちらの郵便局は事務がゆっくりですので、とりあえずファックスでご返事申上げます。 「カトリック生活」のような雑誌は、50〜60代以上の一世の日系人が喜んで読みます。日本で高校を終了して来た大人たちです。ここで育った子供たちはビデオとか漫画は見ますが、ゆっくり座って読書することが少ないのです。日本語能力試験などありまして、日本に留学を希望する子弟は日本語を勉強しますが、一般にはスペイン語で通用している時代となりました。一昨日は若い日本人二世カップルの結婚式がありましたが、本人たちはスペイン語だけの式を望みました。やはり時代が移り変わって行っていることを感じました。 日本人がカトリックに改宗するのは時間がかかります。私たちの小学校、中学校に入ってくる日系人は50%以上が洗礼を受けておりません。ところが、結婚式はカトリック教会で行います。 皆様のお働きの上に神様の祝福がゆたかにございますように祈りつつペンを置きます。 2007年10月2日
カナダからのお便り(モントリオールにて)師イエズス修道女会 シスター原田 昌子
海外宣教者を支援する会の皆様へロザリオの聖母の祝日おめでとうございます。 暑い夏も終わり、ようやく木々の紅葉が始まり、初秋の兆しが見えてきましたここモントリオール、これから短いですが美しい秋で街並みが彩られます。 皆々様にはお変わりなく、聖務にお励みのことと存じます。すてきな「きずな」100号記念号をお送り下さいましてありがとうございました。大判のまま無傷で美しい表紙を見て、皆様が私たちを配慮して下さるお心が封筒からそのまま飛び出して伝わって来ました。 樋口百合子さんの記事の中で旧四ッ谷時代の梶川神父様のお話を読み、懐かしく思いました。 私も1982年1月にカナダに渡って、一時休暇をも含めて25年になります。長いようで短く、短いようで長井日々の経過の中に、“主のみ手のはからいは限りなく…”と唱う詩編作家のことばを実感しています。 こちらは2008年6月、ケベック市で予定されている第49回国際聖体大会に向けて、3年前から1000日間の祈り、その他の行事などで準備が進められています。この9月それに参加される司教様方全部のミトラ、祭服とストラの注文を実行委員会から受け、聖体大会一色になりました。これは聖体と司祭職、典礼に奉仕する使徒職を持つ私たちの修道会にとって主に感謝することで、どうぞより良く奉仕できますようお祈り下さい。 下記の写真は聖体大会準備の一環として修院のごミサに参加する信者さん方に配布したもので、モントリオール北部修道院聖堂での聖体礼拝と1000日間の祈りです。 なお、船便で送って下さいましたカトリック月刊誌も無事に受け取りました。モントリオールのカトリック・グループの年次総会(9月)に持参して、図書室に置くようにいたしました。皆に読んでいただくことは私にとってとても嬉しいことです。変わらぬお心づかいに、そしていつも私たちのためにお祈りして下さいますことに、心らか感謝いたします。 「会」の50周年、「きずな」の200号記念に向けての今後のご活躍と主の豊かな祝福が皆様の使徒職と会のご発展の上に常に注がれますよう、心からお祈り申し上げます。 2008年聖体大会のための祈りのしおり 2007年10月7日
チャドからのお便り(ライにて)ショファイユの幼きイエズス修道会 日本人シスター一同
海外宣教者を支援する会の皆様へ 創立25周年おめでとうございます。 皆様のお喜びに心をあわせつつ、いつも私たちを物質的、霊的に支援して下さることに感謝いたしております。 皆様おひとりおひとりの働きに神様が報いてくださるように、豊かな祝福が注がれますよう心からお祈りいたしております。 チャド・ライ大教区の広報カード 2007年10月9日
チャドからのお便り(ライにて)ショファイユの幼きイエズス修道会 シスター有薗 順子
海外宣教者を支援する会の皆様へ 「海外宣教者を支援する会」創立25周年と「きずな」100号発行のお喜びを申し上げます。「きずな」100号記念号もいただきまして、ありがとうございました。この25年間、どれだけ多くの宣教者が霊的、物的な援助に支えられて来たことでしょう。私などその一人で、最初から計り知れないご支援をいただいて、現在に至っています。どのようにお礼申し上げてよいか分かりません。今日こうして宣教を続けられるのもローシャイタ神父様を初めとして海外宣教者を支援してくださる方々と神様のお恵みによるものと確信しています。今後もさらに25年と言わす、いつまでもこの会が存続しますように。 さて、私もチャドで23年になりますが、チャド国は外面的には発展していると言えるかも知れませんが、政治、社会状態は悪化するのみで、石油は発掘されても、首都でさえ昼間は停電続き、学生たちは奨学金が貰えず、学年末に続いて、新学期の現在でもストが続き、結局2007年度は白紙というところです。 ご存じのようにスーダンとチャドの国境近辺では戦いが絶えず、難民は増えるばかりです。2・3日前もフランス人が身寄りのない3歳から9歳までの子供たちを103名、何の手続きもせずにフランスに連行しようとしているのをアベシェの空港で止められ、問題になっています。詳しいことは知りませんが、いつも犠牲になるのは小さな者たちです。 これに反し、チャドの教会は、毎年信徒数も増え、11月24日にはチャドの各教区で一斉に叙階式が行われます。ンジャメナ大司教区では私たちの小教区で3名の司祭が誕生します。そして、12月16日、日曜日は私たちの修道会がンジャメナに支部を開いて20年になりますので、小教区で記念、感謝ミサを予定しています。 これらもすべて神の恵みと皆々様のご支援によるものです。重ねてお礼申し上げ、今後もどうぞよろしくお願いいたします。 ローシャイタ神父様を初め会の皆様、会を支援してくださる未知の方々の上に神様の恵みと平和がいつもありますようにと、お祈りしております。 2007年10月27日
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