ボリビアからのお便り(サンタクルスにて)宮崎カリタス修道女会 シスター 立石 順子
日本カトリック海外宣教者を支援する会の皆様、いかがお過ごしでしょうか?今、世界ではイスラエルでの戦争・紛争や津波・災害、アジアでは北朝鮮のミサイル事件、日本での水災害など、心が苦しくなるニュースを耳にすることが多くなったように思います。そのたびに、神の憐みと助けを求め、心からの祈りを捧げております。 ここ、ボリビアも例外ではなく、キリスト教、特にカトリック教会に対する風当たりが強くなっているように思えます。 先日、サンタクルス市内で、キリスト教系学校が、教育と宗教の自由と擁護を訴えて、デモ行進を行いました。その日、生徒、保護者、先生、修道者、司祭など約3万人が、サンタクルスのカテドラルの広場までデモをしながら集まりました。私たち、カリタス学園も参加し、私たちの切なる願いが届きますようにと心を合わせて祈り、捧げながら、1時間の道のりを歩きました。 さて、春一番が吹く中、今日も 生徒たちの元気な声が、カリタス学園に響き渡っています。カリタス学園の運動場整備のための寄付金5、000ドルが、総本部に届けられたとのうれしい連絡が入り、早速、運動場整備工事の準備を進め、7月下旬より、めでたく着工にこぎつけました。本当に有り難うございました。 工事はまず、外壁フェンス工事から始まりました。きちんとした運動施設になるには資金の関係上、まだ先になりそうですが、除草と土の入れ替えができれば、運動場として立派に使えます。この月曜から後期の学期が始まりました。子供たちもいつ使えるようになるのかと心待ちにしています。これから春・夏に向かって暑くなっていくので、ぜひこの広い運動場で思い切り楽しんでもらえたらと思っております。 この政治状況下で不安はつきませんが、いつも私たちの祈りと叫びに耳を傾けてくださる父なる神様に信頼し、遠い日本から私たちを支えてくださいます日本カトリック海外宣教者を支援する会の皆様の援助と応援に力を得て、現情勢を見極めながら、私たちもボリビアの子供たちの現在と未来のために惜しみない奉仕を続けてまいりたいと決意を新たにしている次第です。どうぞ、ボリビア国の今と未来のため、お祈りくださいますようお願い申し上げます。 それでは、皆様のご健康とご活躍を心からお祈り申し上げながら、お礼と手短な報告をさせていただきました。 私たちの母である聖マリア様が、私たちの道標となって、導き、見守ってくださいますように!! 2006年07月31日
マダガスカルからのお便りマリアの宣教者フランシスコ修道会 シスター牧野 幸江
海外宣教を支援する会の皆様へ† アベマリア 「きずな」と海外宣教者名簿を有り難うございました。日本は暑い、湿度の高い夏をお過ごしのことと思いますが、皆々様にはお変わりなくお過ごしでしょうか。 私も一年間の良き日々の休暇を終わり、3月末にマダガスカルに帰って参りました。早いことに、4ヶ月の日々が過ぎ、驚いています。1年不在中、やはりマダガスカルは進歩しておりました。昨年は豊作で、台風の被害もなく、稲もとうもろこしも柿も、良くできて、田舎の人たちも少し安心なさったようです。神さまのお恵みの年だったのでしょうか。私たちの産院も開設60周年を祝ったそうで、今年の10月7日、ロザリオの聖母の日に一年の行事の閉祭式を行います。 60年間に生まれた子供たちは何万人だったでしょうか。早くも故人となった人も多いと思いますが、アンチラベの人たちにとって、やはり人生の初めを過ごした所と皆様が懐かしく思って下さっていることは、宣教者として嬉しいことです。そこで生まれた人の孫のまたその孫もアベマリア産院を慕って、お産に来て下さいます。神に感謝でございます。 時代と共に色々と変わって行きましたが、愛の精神は変わらず、職員全員が暖かな心のもてなしで接してくれていることは、素晴らしいことです。時代の流れに沿って、進歩していく医療についていくのは大変でございますが、頑張って行きたいと思います。「きずな」の皆様の便りに励まされて、自分のできることで、人々に仕えていきたいと思っています。 マダガスカルもこのアンチラベの高地では、冬は朝夕10℃前後になりますが、日中は暖かく、17℃ほどになり、過ごしやすい冬です。でも乾季の今は雨が降らないのが普通ですが、急に雨が降ってきたりすることもあり、少し異常な気候になっているようです。 では、皆々様のお働きの上に神様が豊かな恵と祝福を下さいますようにお祈りしております。 2006年07月15日
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