ソロモンからのお便り(テテレにて)サレジオ修道会司祭 飯田 徹 神父
海外宣教者を支援する会の皆様へ+ 主の平和と善 ご無沙汰しています、日本は秋真っ最中のことと思います。ソロモンは常夏で季節が無いようなものですが、時期が来るとマンゴーは実をつけ、ある木は葉を落として丸坊主となったり、ある草は枯れます。このところソロモンは天候が不安定で、雨季が近づいたことを予感させ、特に山岳部は集中豪雨などあるようで、川の水が赤土で濁ること度々です。 さて2005年10月はサレジオ会がソロモン宣教に着手して10年の節目に当たります。1995年の10月にバルカーザル神父様と、田中修道士がソロモンに来て、テテレ小教区をホニアラ大司教様からお預かりして10年になります。2000年にはカペッリ神父様がソロモンに来て、ヘンダーソン(主都ホニアラの東10kmで、ソロモン唯一の国際空港がある)に工業学校を立上げ、満5年になります。 と言う訳で、10月30日、年間第31主日にテテレ教会でサレジオ会ソロモン宣教開始10周年を盛大に祝いました。勿論、主賓はエイドリアン大司教で、サレジオ会日本管区がソロモン宣教着手を決定した時の管区長、現高松教区長の溝部司教様、ソロモン宣教を現在管轄するフィリピン北管区長のウォン神父様などをお呼びして祝いました。 この式典ための信徒たちによる準備は28日の金曜日から始まり、私は調整役でてんてこ舞いでした。そして、おまけは29日土曜日の夜の聖体礼拝には、普段の日の何倍もの信徒たちが集まったので、聴罪を行うと大勢が希望し、2時間半にも及んで疲れ果て、私はとてもアルスの司祭ヴィアンネには成れないことを悟らされました。 30日の日曜日はエイドリアン大司教様の主司式で、溝部司教様、ウォン神父様、カペッリ神父様、アンブローズ神父様、浜口神父様(長崎教区司祭、高松教区出向中)、ヴァレリアノ神父様(サレジオ会パプアニューギニア・エコノモ)、それに私の共同司式で感謝のミサが捧げられました。御ミサ自体は年間主日のミサですが、入堂行列に始まって、随所にソロモン・カラーが散り嵌められ、2時間に及ぶ賑やかで長い御ミサに成りました。御聖堂には勿論入りきれないので、1998年にドンボスコ・ボランティア・グループ(DBVG)の活動で建てられた、コミュニティーホールを飾り付けて行われました。当日は晴天に恵まれたのですが、ホールには一応天井扇が取り付けられているので、それ程蒸し暑いと言うこともなく、無事終了することが出来ました。勿論、御ミサの後はお祭りの食事で、それが済むと、お決まりの演芸会となり、各部落の各グループの出し物と成りました。ソロモンにはラジオ、TV、新聞雑誌、娯楽施設などが極端に少ないので、これは娯楽のよい機会となります。私たちにしてみるとそれ程面白い演芸会ではないのですが、普段娯楽の機会に恵まれない人々にとっては、理由はともあれ、楽しんでいるようでした。 そしてその夜の食事は、溝部司教様の招待で、日本企業の経営によるソロモン第一のメンダナホテルでディナーとなり、美味しいステーキを頂きました。夕食後私と田中修道士は挨拶をし、テテレに戻り、翌、月曜日にミーティングのためヘンダーソンへ行くと、妙な雰囲気なので聞くと、昨夜メンダナホテルへ出かけた時、浜口神父様とヴァレリアノ神父様は部屋に鍵を掛けずに出かけたため、金銭、パスポート、航空券などが盗難に遭ったとのこと。幸いにしてヴァレリアノ神父様のパスポートと航空券はヘンダーソンの敷地内に捨てられていたのが発見されました。一方、浜口神父様の方は敷地内及び周辺を捜し歩いたのですが、パスポート・航空券は見つからず、仮パスポートの発給を日本大使館に申請したり、航空券の再発行のための証明資料をFAXで日本から取り寄せるなど、てんてこ舞いしていました。それでもウォン神父様とヴァレリアの神父様は月曜日の13:30の便でパプアニューギニアへ戻り、浜口神父様と溝部司教様の一行も、航空券の再発行の手続きがどうにか間に合い、火曜日16:00に便で、ブリスベーン経由で日本へ戻られました。 溝部司教様がヘンダーソン空港に着いたときの写真などを送ります。 2005年11月07日
ボリビアからのお便り(サンタクルスにて)宮崎カリタス修道女会 シスター 立石 順子
海外宣教者を支援する会の皆様へボリビアでは、本格的な夏が訪れています。 早速のご返答、ありがとうございます。5台分のコンピューター代を援助くださるとのこと、本当にありがとうございます。主の到来を待ち望む待降節に入り、一足早いクリスマス・プレゼントを頂いたような、そんな喜びに包まれました。その日はうれしさに顔がゆるんでいたのではないかと思います。ても、ホット安心する暇もなく、その翌日の土曜日にカリタス学園、高校の第9回目の卒業式が賑やかに行われました。今ちょっと一息と、こうしてお便りしている次第です。 そして、ボリビア宣教40周年の記念行事ももうすぐクライマックスを迎えようとしています。40周年の歴史を振り返り、綴る中で、この歩みがどれほどのお恵みであふれていたことか!!神様の不思議なご計画くに導かれて、多くの方との出会い、支えられてきたことか!!と驚きのうちに感謝する思いでいっぱいです。このように、私どものよき理解者である「海外宣教を支援する会」の皆様の励ましと支援が私たちの元に届く度に、また、「きずな」を通して海外で働く宣教者の活躍を読むたびに「よき羊飼いのように神様はいつもそばにいて、私たちの声を聞き分け、その必要を知り、助けを送り、養ってくださる」と元気付けられるのです。 このたびの支援により、コンピューターを購入することができます。来年、新学期か来るのが楽しみになりました。生徒たちの喜びの声と笑顔を思い浮かべながら、準備ができるというのは幸せなことです。この喜びが海外宣教を支えてくださる方々に届きますようにと願っています。 インマヌ工ルの神が私たちのうちにとどまりますように!!待降節をよき準備のうちに過ごすことができますように!! 皆様のご健康とご活躍を心よりお祈りしながら、購入後、詳しいご報告をさせていただきますが、簡単ですが、取り急ぎお礼まで。 2005年11月28日
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