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KIZUNA 日本カトリック海外宣教者を支援する会 JAPAN CATHOLIC ASSICIATION FOR AID TO OVERSEAS MISSIONARIES







『ご支援くださっている方々へ感謝』

運営委員〔会計担当〕 原 のり子

 五年前、この支援する会にお手伝いのメンバーとして仲間入りさせていただき、年四回発行のきずな発送作業やバザーのお手伝い、事務所のお留守番などをさせていただいておりました。昨年度からは、会計担当の運営委員に任命され、先輩方のご指導を受けながら、少しでもお役に立てますことを願い働いております。
 海外に派遣されている宣教者の方は、言葉も違う遠い国で、国民性、生活習慣、気象条件も違う、クリスマスでも暑い因もあれば、ましてテロ発生の危険な場所もある、さまざまな困難な状況の中を命がけで働いておられます。その方々からの援助の申請は、どれもこれもみな支援させていただきたいものばかりです。
 例えば、司牧の場を作るために、建物は無理としても、柱と屋根だけでも建てる費用や、病人看護やお見舞いのため、また司牧、支援に行かれるときの足となるオートバイや車の購入費援助、そしてガソリン代、さらに水に恵まれてない所や井戸が使えなくなった所での井戸掘りのための費用もありました。また、電気の無いところの発電機の購入費や、自立のため職を求める女性に職業訓練をするためのミシンや教材の購入費など。ほかにもまだまだあちこちで援助を必要とすることがたくさんあります。これからもずっと、予算のゆるすかぎり、さらに多くの支援が出来るようになることを願っております。
 いつも会費を納めてくださる会員の皆様、本当に心から感謝申し上げております。ご自分の生活費を切り詰めてでも送金してくださる方、毎月匿名でお送りくださる方もあります。教会などのバザーに出店したときなど、一生けんめい協力してくださる方々もあります。皆様方のお力添えがなければこの会の支援活動は成り立ちません。今後とも末永くご支援いただけますようお願い申し上げます。私たちの力は本当に小さなものですが、神様の大きなお計らいを願いつつ、祈りとともに活動を続けてまいりたいと思っております。





『第15回運営委員会議事録』

日時:2004年12月9日(木)18:00〜19:10
場所:四谷SJハウス会議室
議事:議事を始めるに当たり、事務局の八幡さんから中村長八神父の列福調査のための運動について報告あった。中村神父はブラジル移民の初期開拓事業の中で宣教の道を開いた最初の日本人司祭であり(きずな89号p8参照)、日本人移民のみならずブラジル人からも「魂の父」として慕われた人。その列福推進運動を進められていた長谷川一郎神父が今年4月に亡くなられたので、現在では青木勲神父がその運動を引き継がれている。列福調査が進められるよう祈るためのカードが用意されているので、皆でこの祈りを広げていきたいと、報告があった。
I.「きずな」第89号について
 1)「アフリカをもっと知ろう」など勉強会や講演会の記事掲載について、@はページ数を増やしてもう少し長くしてもよいのではないか(いつも内容は大幅にカットしている)A写真は現地の写真があれば入れた方がよい。また会場の雰囲気が分かる写真も入れたらどうかなどの意見が出された。
 2)全体としては、「Air Mail」の記事が少なかったという印象である(たまたまお便りが少なかった)。クリスマスの時期にはまた増える。「こんにちは!お久しぶりです!」は大変よい記事になっている。最新の写真が入っているので、宣教者の動静をお互いに知るための貴重な情報提供ともなっている。
 3)新入会員が毎号紹介されているが、全体の会員数も載せてはという指摘もあったが、年1回でよいのではという結論。
II.「きずな」第90号について
 1)巻頭言は宣教者からのものが続いたので、久しぶりに運営委員に依頼ということになり、原のり子さんにお願いした。
 2)原稿締切りは2月10日、発行日は3月1日、発送作業は3月2日(水)。
III.援助の審議
 1)アルジェリアのSr.篠田文江(マリアの宣教者フランシスコ修道会)からの申請:テンカン症の男児の治療費として13万円の援助を承認。
 2)ペルーのSr.川俣恭子(礼拝会)からの申請:聖マリア・ミカエラの家」に通って来る女性への援助。政治・経済状況が厳しいので職業教育をきちんとしないと更正は難しい。そのきっかけとなるパン代とバス代はどうしても必要であるとの現地からの要請で、全額742,000円の援助を決定。但し、予算配分の関係から、本年度分として半額を送金し、残りの半額は来年度分で支出することにした。
 3)ボリビアのSr.末吉順子(宮崎カリタス修道女会)からの申請:14の村を回るためのガソリン代として254,400円の援助を承認。車での移動は宣教のために必要な手段である。
 4)ブルキナ・ファソのSr.黒田小夜子(マリアの宣教者フランシスコ修道会)からの申請:自動車購入のための積立金80万円については保留し、次回に審議する。
IV.2005年度宣教者名簿の発行に関して
 名簿の発行は継続していくべきである。予算としては700部、20万円が必要である。次からは、@ブラジルから、これまで掲載されていない現地日系人の司祭、修道女も入れて欲しい A索引には掲載ページを入れてほしいという要望を受けて編集作業を進めることになった。
V.その他
 1)カレンダーの発送は1月12日(水)を予定している。スタッフの確保が必要。
 2)老齢の宣教者からカトリック新聞購読の要 望が寄せられているので、その必要経費年間1万円の支出を承認。
 3)次回の運営委員会は3月10日(木)18時から四谷SJハウス会議室で。