トップ会報『きずな』62号目次 > 本文
KIZUNA 日本カトリック海外宣教者を支援する会 JAPAN CATHOLIC ASSICIATION FOR AID TO OVERSEAS MISSIONARIES





『ザ・メッセージ』

 (海外短信)
  • 来年はカト手帳なしか?と少し寂しい思いをしていましたら、暮の三十日に到着、何か年が革まる感がありました。ありがとうございました。
    (ブラジル・宮崎カリタス修道女会 田河緑)
  • …こちらは盛夏、今年は特別暑い日が続いております。大変な湿度で、少しぐらい雨が降っても涼しくなりません。昨年度よりこちらではクリスマスのために、庭先や家の周りに小さなランプをとりつけて、夜通しピカピカ光らせています。…それにしても、庶民の生活は決して楽になった訳ではないようです。私をはじめとして、コロニアの皆さんも四苦八苦されており、青年が少なくなり、老人が増えました。子供も少ないです。
    (ブラジル・聖母カテキスタ会・高田照子)
  • 十二月に大包2ケが届きました。衣類、運動靴、バンドエイド等々でした。バンドエイドは…毎日のように傷の手当てをしていますので助かっています。”きずな”のニュースで梶川神父様のご帰天を知り驚いておりますー。心からお悔み申し上げます。
    (ベニン・マリアの御心会・中井美智子)
  • こちらは乾期に入るはずなのに大雨が続いており、作物への影響が心配されています。なにしろ、お天気に頼る毎日なので、雨を祈ったり、快晴を祈ったりです。
    (エチオピア・マリアの宣教者フランシスコ修道会・片岡圭子)
  • 梶川神父様のことは、太当に悲しい知らせでした。力が抜ける思いでした。宣教者にとって、移住協議会は心の糧、力の源泉を感じさせるものですから。三つのダンボール、ありがとうございました。 早速、あの靴は土地のない人達の所に持って行き、大喜びでした。古着は、貧しい人へのクリスマス・プレゼントになりました。
    (ブラジル・長崎純心聖母会・田中綾子)
  • (昨年は)バスの件で一方ならぬお世話を頂き、本当に有難うございました。創立三+周年はコロニアあげての迦家族、OBのご協力があり、お蔭様で祝すべき年でした。一九九八年はバスは運行できません。園児も三十名に満たないでしょう。
    (パラグアイ・聖霊奉侍布教修道女会・伊藤伎余子 上杉もと)
  • 梶川神父様が逝かれ…どのように感慨深くお過しかと移住協議会の皆様のことをお偲び致します。私ども海外の宣教者にとっても、驚きと痛惜のニュースでした。私共のためにして下さいました数々の師のお仕事に深く感謝しながら、新しい年の決意を新たに致しました。
    (ブラジル・タピライのカテキスタ会・野田芳子、箕浦まさ)
  • 幼子イエズス様を心からお愛し申し上げ、そのみ教えを宣教しながら、私たちの使命を最後まで続けさせて頂ける恵みを願っております。いつも、いろいろと援助して下さる皆様万に…貧しいボリビアの人々に代って、心からの有難うを加えさせて頂きます。
    (ボリビア・聖パウロ女子修道会・清田光子)
  • (この度)奨学金六千ドルをお送り下さいまして有琴之」ざいました。…この国では二月が新学期ですので、大学入学のために今から手続をいたします。只今、師範学校には二人が残り、大学在学が三名、高校生も上位の成績で助けて上げたい子弟もいますが…寄付金は有意義に使いたいと望んでいます。
    (ボリビア・礼拝会・斉藤クニ子)
  • …早いもので、私もドイツへ来てから十二年目となりました。 私がここまで来れたのも、皆様の祈り、支え励ましがあったからと強く感じています。…年々増している人々の教会離れ、そしてセクトの浸透という社会の中で奮闘しています…と言っても具体的には、祈り以外何も出来ないのですが…。
    (ドイツ・聖パウロ女子修道会・比護キクエ)
  • ギダリの共同体一同、皆様のお祈りと援助に支えられ、感謝の中に過ごしておりLます。
    (チャド・ショファイユの幼きイエズス修道会・三宅陽子 入江多嘉子 平静代)
  • いつも私共のために「きずな」を始め、いろいろご支援を頂き、有難うございます。私も老人ですが、ここで、まだ病弱老人方の御世話をさせて頂けることをありがたく思っております。
    (韓国・マリアの宣教者フランシスコ修道会・尾山タカヨ)
  • ”きずな”で宣教者としての連帯感を深めさせて頂いています。 新しい千年を迎え、責任を感じます。
    (ブラジル・宮崎カリタス修道女会)
  • …皆様の尊いご萄ご努力に励まされ、私どももこの派遣の地スリンにて、貧しい人々との関わりにおいて働かせて頂いております。
    (タイ・ヌヴェール愛徳修道会・村上モニカスタッフ一同)
  • …ハイチの政情は現在は至って静かですが、大統領選挙に向って反政府の動きもあります。また、前大統領もいろいろと蔭で動いているそうで、罪もない市民に犠牲者の出ないことを祈るばかりです。
    (ハイチ・レデンプトリスチン修道会・飯村美紀子
  • 若者達の作る再生紙が綺麗になり、刺繍も一流品になりました。コンピュータの代りに始めたソロバンも、サン・パウロの先生が驚くほど進歩し、タイプも自由に使えるようになって来ました。
    (ブラジル・フマニタス慈善協会 理事会一同)
  • …ボリビアの正月はクリスマスはどの活気はありませんが、午後十時からのミサには、大きな聖堂一杯に人々が集まり、新しい年を祝っていました。クリスマスのFeliz navidadからAno nuevoへ、数字が九七から九八に変わるだけなのに、なんと重味のある変化でしょうか…私たちもサンフアンに住んでいるわけではありませんが、毎月四、五回、使徒職のために出掛けて行く関係で、教会建築も目分のことのように考えています。多くの人々の善意によって建てられる教会です。きっと、サンフアンの教会は、沢山の人から愛される素晴らしい教会になると確信しております。(九八・一・四)
    (ボリビア・扶助者聖母会・漢那和子)
  • …皆様の上に、幼きイエズス様の豊かな恵みを祈ります。私たちの修道会は、今年ブラジル宣教四十周年です。
    (ブラジル・マリアの布教修道女会・鹿山ミエ子)
  • …広大な司牧を一人の司祭に任せられているマダガスカルの奥地は、洗礼を受けた後の教育(信仰)がまだまだ足りず、大きな悩みであり、問題となっています。質朴で人間味のある人々は明日のことを心配することなく幸せそうですが…すべて人の労力で豊耕作業で生計を立てるこの地では、毎年食糧に事欠き、同じ悲しい現象を繰旦返しています。
    (マダガスカル・マリアの宣教者フランシスコ修道会・遠藤能子)
  • …今頃ブラジル・日本の交流がますます盛んになり、日本品を売る店には何でもあります。日本で、さんざん探した重箱が、マリンガの店に沢山並べてあり、吃驚したり、感心したりです。 経済的にはますます不況で、日系人たちは、どんどん日本へ働きに行っています。…田中神父様は十二月十四日モンセニョール≠フ称号を受けられました。
    (ブラジル・愛徳カルメル修道女会 高澄子)
  • ボリビアに来てもう二年半も経ちました。アッという間でした。 今でもまだスペイン語では不自由を感じていますが、サンフアンでは、なんとか働いていけそうです。…ここに居ると、自分の限界をとても感じます。そして祈りに(神様に)頼ることが多いです。 すべてを受け容れる強さが欲しいと願っています。…(ご援助頂いた教会の聖堂建築、聖堂の床工事はクリスマスには間に合わず、(頂きました援助金は)ベンチの支払いと床工事の残金に当てます。
    (ボリビア・礼拝会・川俣恭子)
  • …私達二人は、十月二十日にイグアスに移りました。今、ドミニコ会のシスター方二人と共同生活をしております。パラグアイは、今は夏なので、毎日、暑い々々と言って過しております。いま、イグアスは、メロンの盛りです…。
    (パラグアイ・コングレガシオン・ド・ノートルダム 峰敬子)
  • …この夏、西海岸から昔のミッション・パートナーであるシスターアグネスが来て一緒に、東海岸にある私たちの「黙想と憩いの家」で、二週間の夏休みを過ごしました。毎日、素晴らしい日の出、日の入りを見ることが出来ました。こうして二人が会えると、台湾で働いていた頃が懐しくなります。この一年の私の大腸癌の闘病生活で学んだことは、自分がその身になって、初めて、本当に他人の痛みとか苦しみを理解することが出来るということでしょう。この老人ホームで、ここに永住するシスターたちを見回す時、私もまだまだ、沢山経験し学ばなければならないことがあると痛感します。
    (アメリカ・メリノール女子修道会 小合悦子)






『ECHO』

  • 今年も恵み豊かな年となりますように。
    (坂出市・聖マルチン)
  • ”きずな”に、いつも力づけられています。
    (佐原市・佐原教会・杉田稔神父)
  • 皆様のご活動の上に神様の豊かなお恵みがありますように。
    (京都市・伊藤敬子)
  • 善意の皆様の上に豊かな祝福をお祈申し上げます。
    (静間市・ニコラショファイユの幼きイエズス修道会静岡修道院)
  • 海外で、人々の中で働かれる方々と共に連帯させて頂けることを喜んでいます。
    (東京・援助修道会北千住修道院)
  • 皆様のご健康をお祈り申し上げます。
    (川崎市・安藤豊)
  • 皆様のお捧げになるお働きに、豊かなお恵みを心からお祈わエ甲し上げます。
    (鹿児島市・湯川博子)
  • ニュースお送り頂きありがとうございます。良いお年でありますように。
    (沼南市・宮城浩子)
  • 日頃のご活躍に感謝申し上げております。
    (福岡市・ショファイユの幼きイエズス修道会福岡修道院)
  • …数々の不安、混迷でいっぱいの世の中ですが、きずな”を拝読することで、尊いお話、皆様の量り知れぬご苦労、そして、ご立派なご痘躍を伺うことが出来、まだまだ小さい自分を反省しております。
    (東京・市原美智子)
  • 当方も、ネパール・ポカラに援助に出ておりますので…心だけ一致申し上げお祈り申し上げます。
    (広島・廿日市市・福音の光修道院)
  • 海外では、カトリック聖職者の方々の受難が多数起っています。安全をお祈りします。
    (島根・益田市・三宅哲子)
  • ご活躍に感謝致します。
    (仙台市・聖ドミニコ女子修道会)
  • 心痛んだり、明るさと愛にはっとしたり、地球上の至る所での厳しい環境での宣教に…心ばかりの応援です。
    (十和田市・川村芳子)
  • 相変ちず元気にしています。ご活躍下さい。
    (東京・梅崎与志子)
  • 新春のお慶び申し上げます。祈りのうちに共に。
    (東京・三位一体の聖体宣教女会)
  • スタッフの皆様、ご苦労様です。皆様のご健康とご活躍をお祈り致します。
    (東京・山下種繁)
  • 子供達が献金してくれたクリスマス献金の一部です。
    (舞鶴市・舞鶴聖母幼椎園)
  • 宣教者の皆々様に豊かなお恵みを心からお折り申し上げます。
    (千葉市・神保朝)
  • お風邪召しませぬよう御奉仕下さいませ。
    (足利市・斉藤重子)
  • 僅かですが、お役に立てて頂ければ幸いです。
    (北条市・聖ドミニコ女子修道会北条修道院)
  • ”きずな”お送り頂き有難うございます…新しい年をご健康に、ご活躍をお祈りいたします。
    (坂戸市・村上和子)
  • 歳末助け合い募金の一部です。
    (福岡・今村カトリック教会)
  • 皆様、いつもご苦労様でございます。主人の介護も二年を過ぎ、少しゆとりが得られるようになりました。…他事ながら、ブラジル在の姉も、元気で働かせて頂いており、感謝しております。
    (名古屋市・神谷美智子)





    『お便りをお寄せ頂いた方々』

     (敬称略)  佐野信夫神父(ブラジル・教区司祭)・佐藤和(ブラジル・マリアの宣教者フランシスコ修道会)・前川サワエ(ブラジル・アシジの聖フランシスコカテキスタ宣教在俗修道会)・吉田宰治(シトー会・ブラジル)・山田雲江(パラグアイ・聖霊奉侍布教修道女会)・カーザ・ナザレ修道会(ブラジル)・林千種(アメリカ・聖心会)・マリ・エリザベト(ベルギー・カルメル会)・赤岩−思子(ミクロネシア・援助マリア修道会他)・浜元アサノ(ブラジル・長崎純心聖母会ブラジル修道院姉妹一同)・中野かはる(インドネシア・御聖体の宣教クララ修道会)・坂口冬子(東京)・田中福蔵(ブラジル・「憩の園」)・樽角カネ(ボリビア・宮崎カリタス修道女会)・高原真知子(ブラジル・アシジの聖フランシスコカテキスタ宣教在俗修道会)・マルゴット神父(ブラジル・淳心会)・小合悦子(アメリカ・メリノール女子修道会)・浜谷真佐美(インドネシア・聖母カテキスタ会)・根岸美智子(シュラレオーネ・御聖体の宣教クララ修道会)・峰敬子(パラグアイ・コングレガシオン・ド・ノートルダム)ありがとうございました。
    (係)






    『会員数』

    (個人・法人・賛助) 計三、一三六
    ※会員数は累計です。病気による退会や自然減により、実数と若干の食い違いがありますので、ご諒承下さい。






    『編集後期に代えて』

     昨一九九七年十月三十一日午後、私達の指導者で「会」の創始者でもあった故梶川宏神父様の急な御帰天に、編集子は雷に打たれたようなショックで、地の底に転落、放心状態で成す術を知りませんでした。全てを投げ捨てたい思いもしきりでしたが、意識が正常に戻った時、梶川神父様の遺志、理想を継承することこそ私達残された者たちの成すべきことと思い至りました。
     梶川神父様の急逝を悼むお手紙が、数多く寄せられましたので、これを特輯するコーナーを設けました。
     それらを一文づつ読み進むにつれ、梶川神父様が全ての人に深い人間愛で接し、多くの方々に慕われていたことを、さらに、改めて知ることが出来ました。
     紙面に掲載させて頂いた以外にも、メッセージをお寄せ下さった方々のお名前、所属などを掲載致しました。
     「二〇〇〇年」というカトリック教会にとって最も聖なる年となる「大聖年」を二年後に控えた今年は、福音宣教活動、福祉活動、そして一人でも多くの人が、より幸せになるための諸活動にとって正念場を迎える年であるとも言えましょう。一人一人がその確信のもとに、それぞれベストを尽くすことによって、それは実現可能となりましょう。
     「海外宣教者を支援する会」も、今年九月で創立十六周年を迎えます。機関誌「きずな」も、これを機に、新しい脱皮、成長に向かって模索中です。世界各地域からの一層のご協力、レポートのご寄稿をお願いします。
    (山鳥)