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KIZUNA 日本カトリック海外宣教者を支援する会 JAPAN CATHOLIC ASSICIATION FOR AID TO OVERSEAS MISSIONARIES





『ザ・メッセージ』

 (海外短信) (敬称略)
  • …こちらへ来て10年過ぎました。皆の分かち合いを読ませて頂き、心の改まる思いがします。共にいる″ことの在り方と、相手の持っていないものを分かち合い育ててゆく、…その状態こそ共にいることなのかもしれません″。昨年、Sr木村が一年の研修を終え、こちらへ戻って来ました。また、Sr美浦が新しく派遣され、ボナペ語の勉強中です。
    (ミクロネシア・援助マリア修道会 赤岩恵子)
  • …タルカ市の若者のグループ(モアニ)の活動、彼らは路上の子供達の手助けをするだけでなく、「誰か助けて欲しいなあ上と困った時に声をかけると、必ず助っ人″となってくれる若者たちです。 今年も活発に動きまわっております。…私は10月6日以降12月まで帰国し、大阪で年老いた両親と共に過ごす予定です。 9月22日
    (チリ・カロンデレットの聖ヨゼフ修道会・真木栄子)
  • 日本の皆々様、お元気でいらっしゃいますか。…8月には佐藤司教様、ローシャイタ神父様のご訪問を頂き、コロニアでは尊大喜びでした。機会を失って、堅信式を受けなかった高校生、大人も日本語でして頂き、満足でした。コロニアも、日本人が総数七三〇名ぐらい、信者数もー〇〇人ぐらいに、少なくなりました。ボリビア人と結婚する方も増えています。ボリビア人は増える一方で、教会が少なくなり、建築中ですが、資金が続かず、紀元二〇〇〇年を目指しています。
    (ボリビア・礼拝会 斎藤クニ子)
  • …VHS、2日前に、こちらに無事届きました。…とてもすてきなVHS、コミユニティの皆で、すっかり楽しませて頂きました。 私どもが、ふつうではとても行かれないアフリカの秘境まで、画面を通じて連れて行って下さり、また、そこで働いて下さっているシスター方の御存在とお言葉の隅々に、アフリカ人への暖かい愛と尊敬のお気持が感じられ、同じ宣教師として、とても感動いたしました。…いま、こちらで、庭のバナナの樹皮で、クリスマスカードを作っています。…現在の修道院が売れなければブルー・プリントはあっても、建物を建てるお金がありません。その前に、ぜひ、井戸を掘らないと、とにかく、工事のためにも水がありません。 土地は手に入っているのですが、知人が近いうちに、土地(3ヘクタール)を獲得するためのお金を貸して下さるとのこと。そのような状況ですので、(御援助は)気長く、来年まで待ちます。
    (フィリピン・御受難修道女会 松田翠)






『ECHO』

  • …濱尾司教様はじめ、「海外宣教者を支援する会」のお手伝いの皆様、お健かに、神の御国のためにお働きのことと存じます。 先日送って頂きました「きずな56号」に、大阪の新司教様の御言葉をはじめ、海外でお働きの皆様のご様子を感激しながら拝読させて頂きました。…ますます神の御国の御発展を、小さな祈りですが、皆様の御健康と御発展をお祈り申し上げます。
    (金沢市・西村佳恵)
  • …以前、宣教者のお話しがある下に、宣教地の地図が書かれていました。「きずな」で、国名を聞いても、場所がはっきりつかめません。余白に地図を載せて、書かれた国名に番号などつけて頂ければと思います。
    (千葉市・杉本敏子)
  • ご無沙汰致しましてすみません。他に何の取り柄もない私ですが、お祈りだけは、海外宣教者の方々のために、毎朝、祈らせて頂いています。
    (鹿児島・中種子町・市村和子)
  • きずな″をお送り下さいまして、ありがとうございます。 困難な所でのお働きを知り、少しでも、お役にたつことが出来たらと思います。…主のみ恵みが皆様の上に、豊かに注がれますよう、お祈りいたします。
    (愛媛県・宮本浪子)






    『会員数』

    (個人・法人・賛助) 計三、〇五五






    『編集後記に代えて…』

     一九九六年も、ようやく昏れようとしておりますが、ここに、本年最後のきずな″を、皆様のお手許にお届けいたします。年の始めには、誰しも、この一年こそ、静かで平穏な日々をと願うものですが、この二年も、その願いも空しく、世界の各地では内戦、紛争、殺数(さつりく)、事故などが相次ぎ、決して静かな一年ではありませんでした。それらのニュースを聞く度に、その地で宣教されている方々に思いを馳せ、実感できるのも、日頃、きずな″で、現地報告を読ませて頂いているからでしょうか。
     つくづく、きずな″による、連帯の絆(きずな)の強さを感じます。宣教者の皆様が、恩寵の下、その聖務を遂行出来ますよう、私共、内地″に居る者一人々々が、祈りと、小さいながら支援させて頂く決意を新たにする日々です。よき主のご降誕祭をお迎え下さい。
    (やまどり)