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KIZUNA 日本カトリック海外宣教者を支援する会 JAPAN CATHOLIC ASSICIATION FOR AID TO OVERSEAS MISSIONARIES





『ザ・メッセージ』

 (海外短信)
  • …いつも、私共、宣教者のためのお祈り、感謝しております。おかげさまで、心配していた大統領選挙も終り、2月7日に就任式、2月末にはアメリカ軍の引揚げ、国連軍の一部は残って治安に当り、まだまだ本当に、政情は安定していません。
    (ハイチ・クリスト・ロア宣教修道女会・須藤昭子)
  • …私達の小さな活動に、心をかけて下さっていることを知り、心から感謝すると共に、私の支えになっております。ハイチは新大統領を迎えましたが、政情はなお、不安定が続いております。
    (ハイチ・クリスト・ロア宣教修道女会・武島愛子)
  • …先日は、心温まる御言葉と、カレンダーを、ありがとうございした。カレンダーを眺めては、日本を想い出しております。典礼も年間に入りました。この一カ月の典礼の動きを見る時、救い主の誕生の恵みを味わいつつ、教会の使命に、より一層、開かれた着でありたいと思う日々です。皆様の上に、神様の豊かな恵みがありますように…
    (ローマ・扶助者聖母会 川下文代・ジョコンダ・プラゲィザーノ)
  • …先日は「きずな」をお送り頂き、感謝して拝読致しました。  はじめてのカナダでの聖週間と、ご復活の典礼に与かり、喜びと感激で一杯になりました。伝統と、若者達の典礼への意欲が感じられたことが、心に留められ、すばらしい日々を過させて頂いております。
    (カナダ・聖ドミニコ女子修道会・田井千鶴子)
  • …皆々様のお祈りに支えられながら、ここ砂糖キビ畑とマンゴーの木の多い片田舎、シグノにて、ハンセン病患者のための給食場で小さい、私の業の中に、励んでおります。…美しいカトリック手帖は…日々の黙想の助けともなります。生れふる里の小さな教会の名前を見た時にほ、大変、嬉しく感じました。
    (ハイチ・クリスト・ロア宣教修道女会 阿部道子)
  • …お元気でご活躍のことと存じます。さて、先日は、大変美しい暦をお贈り頂き、ありがとうございました。仕事に疲れた休も心も、癒されるような、雅趣豊かな暦で、目を楽しませます。
    (ブラジル・タピライのカテキスタ会・野田芳子・箕浦まさ)
  • …2月25日、サンパウロ市の信徒大会がありました。…若者の参加が増え、裏方をして下さるヨゼフ会の奥様方が、湯呑み茶碗を洗う数が今年は多いので嬉しいと云っておられました。意味深い言葉として受け止め、ともに、信仰を持つ喜びを分かち合いました。
    (ブラジル・宮崎カリタス修道女会 田河緑)
  • …こちらは1月21日より、ラマダン月に入り10日間続きます。 17年前、パリからアンマンに着いた8月もラマダンでした。あれから毎月15日ずつ早まり、6カ月のズレが出来、冬に来ています。 私共の(知的障害児の)センターの庭も、ファヌースが、種々のリボン色の中に揺れています。先日、14人の先生連と、イフタール(断食明けの食事・日の入りと共に始まる)を共にし、キリスト教徒とイスラム教徒が、一時、喜びを共に過ごしました。
    (エジプト・マリアの宣教者フランシスコ修道会 島村哲子)
  • …教会所在地、カレンダー、手帳など、有難うございました。 皆様方の励ましの心を頂いて、私達は、こちらの教会に入りきることの出来ない、何か物足りない気持を埋めることができます。 今年のドラードス地域は、8年ぶりとかの雨の多い夏なので、農業の多い所だけに、人々の気持が少し和んでいるように思えます。
    (ブラジル・殉教者聖ゲオルギオのフランシスコ修道会 石崎理子)
  • …カード500セットのご注文で、皆、文字どおり狂気乱舞しています。これで、一年間は、安心して生活することが出来そうです。 カードの収入が少しでも固定すると、あと、ビニマタを作ったり、造花を作ったりして、売ることが出来るからです。今年の障害者週間には、今まで、人前に出ることを嫌がっていた彼女達が、誇りをもって、エルビユホの町を「障害者」として張り切って参加することになるでしょう。
    (メキシコ・ベリス・メルセス宣教修道女会 弘田鎮枝)






『ECHO』

  • アフリカの各地でご苦膳刀なさるシスター方の上に、主の愛と守りがありますように。通信を読み、ザイールのシスターの身の上等、案じています……。
    (伊丹市 喜井俊子)
  • 主の平和…神の豊かお恵みをお祈りいたします。
    (新潟市・寺尾カトリック教会・三森泰三。信徒会)
  • 主の平安。平成7年分教会維持費からの「愛の献金」です。少額ですが、貴会の発展のためお使い下さい。
    (横浜市・戸塚教会「愛の献金係」)
  • 少額ですが、小さな節約をお役立てて頂きたく送らせて頂きました。
    (東京・べ夕こア修道女会・聖ベルナデック修道院)
  • 僅少ですが、皆様のご活躍に対する感謝として、お送りさせて頂きます。神様のご祝福をお祈りします。
    (東京・サレジオ修道会本部)
  • 十主の平和。…皆様の宣教活動に少しでもあやかることが出来ますよう、つたないお祈りをお捧げします。
    (長崎・けがれなき聖母の騎士聖フランシスコ修道女会・本部修道院)
  • …皆様のご活躍を心から祈っています。
    (町田市・山下種繁)
  • 病気のため…遅くなりまして申訳ございません。わずかですが、必要事の足しにして下さい。
    (東京・ショファイユの幼きイエズス修道会・豊島修道院)
  • いつもお世話様でございます。…皆様方のご活躍をお祈り申し上げます。
    (小田原市・ヌヴェール愛徳修道会・小田原修道院)
  • いつも有難うございます。皆様の御健康をお祈り申し上げます。
    (京都市・野中清文)
  • 3月1日付「きずな」54号を読んで、感動しました。景山ひろ様によろしくお伝え下さい。
    (東京・福川正三)
  • …よき宣教が出来ますように、お祈り申し上げます。
    (山梨・扶助者聖母会・山中修道院)
  • 十主の平和。今年も、恵みの実りを祈ります。私共、3月25日、聖母マリアのお告げの日をもって、大分を去ることになりました。 大分に、援助マリア修道会は姿を消します。皆様の祈りの助けを、心より感謝申し上げます。
    (大分市・援助マリア修道会大分修道院)
  • …主人は入院して6カ月、私は自分の使命として、神様に祈る心の毎日。達しく生きなければなりませんね。入院することの出来たことを感謝しております。
    (札幌市・渡辺秀男・智栄子)






    『ビデオテープ・写真パネル等の貸出』

     最近、テレビ等で、海外で活躍する日本人宣教者たちを餌和介する番組が増えており、事務局にも「ビデオがあれば、もう一度観たい」とのお問い合せがあります。
     移住協議会では、ホーム・ビデオで収録した、これらの「番組」のテープを貸出しています。写真パネルも−。
     ビデオ・テープについては、著作権法上、営利を目的とした利用法は出来ませんので、ご了承下さい。なお、ご希望あればテープ代実費と送料(計600円)ご負担頂ければダビングも致します。
     パネル使用の際(送料実費)には、「カトリック移住協議会・提供」のクレジットを入れて下さい。

    タイトル放送局名放送日
    田村亮の「神秘の島〜マダガスカル〜マリア産院・Sr遠藤能子東京放送'93・9・30
    「なにか私にできること」〜Srテレジア・海野の第二の人生〜健全映画鑑賞会貸出しのみ(52分)
    白衣の天使・密着24時、看護婦最前線、日本には帰らない〜アフリカのマリア達〜エチオピア他フジテレビ'95・11・10(110分)
    列島ドキュメント、家族の絆を守りたい(沖縄・ボリビア移住者は今…)NHK・BS'96・2・24(60分)
    徹子の部屋、ユニセフ報告・ハイチテレビ朝日'95・12・19(40分)
    徹子の部屋、「西半球の最貧国ハイチ」〜Sr須藤昭子〜テレビ朝日'95・12・24(80分)

     パネル
     ◎エチオピア(Sr片岡)8枚◎ザイール(Sr前川)3枚◎モーリシャス(Sr桶野)5枚◎シェラ・レオネ(Sr鶴田)6枚◎ザイール(Sr中村)7枚

    ※問合せ・申込先=東京都江東区潮見2〜10〜10日本カトリック会館内・日本カトリック移住協議会 TEL=03〜5632−4442 FAX=03〜5632〜4465 
     現物、ご送付の折、振込用紙を同封します。






    『『ドナ・マルガリーダ渡辺』新刊紹介』

     九州南端・カツオ漁の町で生れ育った11歳の少女が、明治45年・破産した父の借金返済のため、独り、出稼ぎ移民としてブラジルに渡り、メイドをして働きながら、カトリックへ入信し、日系人へのカトリック布教活動に入る。3児の母となり、戦争で抑留され、半難民化された日系移民への救済活動に身を投じ、家庭と福祉活動の狭間で苦悩しながらも、移民・老人福祉の実践に、その生涯を燃焼させて行った…11歳で日本を離れた少女出稼ぎ移民が、その後、約数年にわたって彫り刻んだ生涯の軌跡は、限りなくユニークであり、限りなくブラジル的、移民的であるー」(著者のまえ書きから)。
     96年3月12日、ドナ・マルガリーダ渡辺トミは、95歳で帰天された。単なる一移民の伝記・個人史にとどまらず、その時々の社会状勢への、著者の冷徹な分析と描写は、一移民の生涯を軸に措かれた、文化人類学的現代世界史とも云える光彩を放つ一編である。(山)
     前山隆編・著「ドナ・マルガリーダ渡辺〜移民・老人福祉の五三年〜・お茶の水書房刊二一八八四円(会への申込みも可)
     ※なお、書籍代と送料(一冊三四〇円)を負担して頂ける場合、代金の1/5強を、老人ホーム「憩いの園」への援助金とします。申込は、「日本カトリック移住協議会」へ。送本時に振替用紙同封。






    『会員数』

    (個人・法人・賛助)計三、〇二八






    『編集後記に代えて…』

     毎号、世界各地からの宣教者の報告を読む毎に、僻地で、現地の人々との共生の中で、福音宣教に当っておられる方々の労苦を思い、心から感謝せざるを得ません。
     ザイールのSr前川春美(クリスト・ロア宣教修道女会)からのレポートでは、現地では、ここ四、五年、「きずな」をはじめ、郵便物などが一切届いていないとかー。なんとか、お届け出来ないか、あらゆるルートを探しています。豊かの中に、とかく埋没しようとする身を反省し、私達の代りに宣教に当たられている皆様の上に、主の聖寵、豊かならんことを祈りつつ、「きずな」55号をお届けいたします。皆様、どうぞ、御身、ご大切に−。
    (山鳥)