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KIZUNA 日本カトリック海外宣教者を支援する会 JAPAN CATHOLIC ASSICIATION FOR AID TO OVERSEAS MISSIONARIES





『アフリカ』

ザイール エジプト アルジェリア シエラレオネ チャド





『私のみるエジプト』

〜エジプト〜
マリアの宣教者フランシスコ修道会 島村哲子
 私がエジプトのアレキサンドリアに派遣されてから14年目になり、私にとって全く未知だった国も…今では第二の故郷になってしまいました。
 エジプトというと、砂漠、ピラミッド、ナイル河、ツタンカーメンなどを連想されるでしょう。ナイル河の両岸とデルタ地帯で営まれている農村風景を見ると、農業国だということが分かります。
…ナイル河岸で見るなつめやしを背景にした夕日、ロバに乗って走るカラベイヤ姿のファラヒーン(農夫達)、紅海の緑色、地中海のコバルトブルーの海と白い砂浜、天まで届くような真青な空とギラギラ輝く太陽、砂漠と空の地平線…等を眺めていると、五千年前のエジプトの中に、知らず知らずのうちに引き込まれそうです。
 エジプトはカイロを中心に南の方を上エジプト、北の方を下エジプトと呼んでいます。…上エジプトはナイル河沿いにみるなつめやし、日干しレンガで築かれた土の家が、あちらこちらに並び、らくだ、ガムーサ(エジプト特有の牛)、あひる、にわとりなど、家畜と共に住む農村の光景。人々の服装もカラベイヤが殆ど、一時に、別世界に迎え入れられるのです。これに対して下エジプトは、カイロ、アレキサンドリアとデルタ地方のことです。アレキサンドリアは、かつてのユダヤ人の町、ギリシャ、ローマ時代に栄えた地中海に面する港町ですが、人々はナポレオンの残したフランス文化が、お気に入りのようです。以前は、外国人の別荘地として、とても美しい町だったと、今の人達は昔のアレキサンドリアを惜しんでいます。…イスラム社会であるエジプトは、どこへ行っても…モスクがあり、日に5回、アッラーへの祈りが、町中、田舎中に、こだまするのです。エジプトも現在多くの問題を抱えています。人口過剰、教育の低下、失業者の上昇、貧困の増加、宗教、政治、軍事、そして移住の諸問題です。…これらがそれぞれからみ合って悪循環をくり返しています。(教育面では)家庭内における教育に対する無知、学校教育のシステム、学校不足などの結果、読み書き出来ないのは70%も居ると云われます。…住宅問題は、とくに結婚を準備する若者の悩みで、ある人達にとっては、婚約後、5年経ってもアパートが見付からないことさえあります。…イスラム教徒の中で生きる10%足らずのキリスト教徒、彼らのうち、95%は、コプト・オーソドックスです…(また)他のアラブ諸国に対する絶えない緊張とこれに対する軍事問題など…未来に希望を失った若者達は、オーストラリア、カナダ等へ移住して行きます。
 ところで、この困難な生活に支えを与え、希望の光を照らすのは、やはり、彼らの血の中にまで植えつけられた神に対する信仰と云えるでしょう。…アラブ語の中には神が生きていて…日常(生活)の中で、空気のように神と対話できるように用いられています。
 車、バス、荷車の周りにも、よく書かれています。
 例えば、「アラー・アクバル(神は偉大)」、「イン・シャ・アラー(神の望み通りに)」「アル・ハンドルラー(神に感謝)」、「サブル・タイブ(忍耐は良いこと)」書き挙げれば、きりがありません。祈りと断食を生きる力とする人々、コプト・オーソドックスの人達は、一年の半分以上は、動物性食物を□に入れない断食法をとります。4世紀から今日まで続いている砂漠の修道士、修道女の祈りと働きは、エジプトのキリスト教徒への大きな霊的支えとなっているのです。イスラム教徒達は、毎金曜日、一つのモスクに、何百人、または何千人と集まり、近年は、道端にござを敷いて(一時通行止)、全くの沈黙の中で、ひたすらコーランを唱え、一糸乱さず、説教を聞いている姿を見ると、異様な感じさえします。
…エジプトの街中にしばらく立って、周囲を眺めているだけで、まるで、人間の全ての喜び、悲しみ、楽しみ、苦しみを一時に味わっているような感に襲われます。そんな中で、”生きている“エジプト人が…私にはとても親しく感じられるのです。






『聖職者にも、遂に犠牲者が…』

〜アルジェリア〜
マリアの宣教者フランシスコ修道会 中村節子
…こちらアルジェリーの現状は…悪化する一方で、殆どの外国人労働者は退去しました。アフリカ司教会議のあと行われた、各長の会合では、誰一人退去を望む者はなく、あとに続く会員すべてが同じ姿勢です。私たちのオラン教区での、例年の「ペンテコットの集会」、これは、教区民がすべて、司教からの招待を受けて、皆がとても楽しみにしている日です。今年は居残りの者が、誰一人欠けることなく、再会を喜び合い、恐しい目にあったことなど分かち合い、司教を中心に、これが最後の集会になるかもしれないという思いを一つに祈り、分かち合いました。すでに怖れていた教会へのアタック、首都アルジェにおいて、聖職者の犠牲者が出てしまいました。
 この地方での私たちの仕事、図書館、フランス語教室、洋裁、手編み、編物機のアトリエも、余儀なく閉鎖する決断をとりました。
今後、夏休み後の再会、再開に希望を託し待機しています。






『待っていたコンテナ到着』

〜シエラレオーネ〜
御聖体の宣教クララ修道会 白幡和子
…こちらも緑は断然多くなり、清々しくと云いたいところですが、暑さは変りなく、出来ることなら一日5回でもシャワーを浴びたいところですが、水不足ですから2回が限界です。車で40分ぐらいの所に川があって、洗濯も水浴びも出来ますが、修道女はチヨット…。
 4月21日、22日はルンサの小学校の合同運動会でした。生徒数が百人以下のも合わせて9校ですが、映画その他の楽しみがないので、町中の人々が集まってお祭りのようでした。私たち二人のシスターは、二万枚の入場券を手刷りし、一枚ずつ切って準備しました。
 反乱軍の戦いは少し収まりましたが、一時、ケネマが封鎖され、そこの人々に食糧を運んでいた車が襲われ、運転手が殺されました。その後、ルンサから30分のマシア力まで反乱軍が来たため、ルンサでは、チーフの命令ですべての男の人が呼び出せれ、カマやクワなど(武器として)準備し、毎晩交替で、万一の反乱軍の襲撃に備えています。今年は例年になくマンゴが多く、毎日食べきれず、腐ったのを捨てていますが、マンゴの食べ過ぎで、とくに子供の病気が増えています。また、高い所にあるマンゴを取ろうとして木に登り、落ちて骨折し、ある人は亡くなりました。水不足で、汚ない水を飲むため、下痢やコレラも少なくありません。
 五月十三日、待ちに待ったコンテナがルンサに到着しました。皆、大喜びで飛び上りました。コンテナが着いたことを知って、すぐに百人以上の人たちが集まって来ました。…若くて強そうな二十人に手伝ってもらい、すべての箱を下ろしました。さっそく翌日から箱を開け始めました。この日を人々は首を長くして待っていました。
とくに難民にとっては、本当に天の助けでしょう。どれも役に立つ物ばかりで、捨てるものなど一つもありません。
 本当にありがとうございました。
(五月二十六日)






『再び、チャドで』

〜チャド〜
ショファイユの幼きイエズス修道会 永瀬小夜子
…お蔭様にて再度チャド国で聖務についています。
…久しぶりのこの国、政情的に一向に改善の兆は見えず、とくに、病院、学校等は麻痺の有様。去年の日照により、極度の食程不足です。今年も同じように輝く太陽…チャドの人達と飽きもせず、空を眺めては、一日の早く雨足を待っている時期です。
…今年のl1月、貨幣価値が大きく変動しましたが、今もってその歪みは大きくなるばかりで、輸入する物は倍値、輸出(綿ぐらいですが)は半額で叩かれ、「働けど働けど…我が暮し楽にならず」で、働く仕事はなし…働きも出来ず…それをどうしたらの考えも、協力し合うには民族があまりに多く、今のところ”国”という概念は、欠如しています。…皆様からの援助金は、暑さと蝿や蚊を自分で追う意欲さえ失っている人、老人、子供たち(のため)に使用させて頂きます。…一つの例ですが、神学生がバイクで交通事故に遭い、丸二日間、行方がつかめず、やっと、スト中の病院に身元不明の青年が居ると聞き込み、行ってみると、水一滴与える人なしで瀕死の有様。…こうして、最後まで捜したから出会ったものの、もう少し遅れていたら…と唖然とします。すでに二カ月近くなるのに、記憶が全部戻らず、気を操む私達です。






『南米』

ブラジル ペルー パラグアイ





『神からのメッセージ・保育所を』

〜ブラジル〜
大阪聖ヨゼフ宣教修道女会 馬場美保
…ブラジルに着いて、早や、二年半になろうとしています。一年目は、年中暑い気候にウンザリしたり、お鍋の中の鳥足先に驚かされたりしたものの、言葉の不自由さを越えた現地の人々との暖かい心の触れ合いは、素晴らしい体験でした。
 今、私達は、小教区のお手伝いをしながら、現地の人々との関わりを深めて行く中で、ひどくなる一方のインフレ、増える失業者などの蔭で、非衛生、栄養不良、大人から顧みられないなど悲しい状況に押しやられる多くの子供たちに出合います。汚れた顔の中に光る、明るく、屈託のない目は、いつも私達に何かを語りかけ、促しているようです。そんな中で、神からのメッセージを受け取っていることに気付き、共同体で、また、司祭、信徒の方々とも話し合った結果、「保育所」開設を…切実に考えました。今は修道会の援助で土地を購入し、プロジェクトを作っている段階で…現地の人々の自立を目指して、夢がいっぱいです。






『ブラジルの冬、路上凍死者も』

ベタニア修道女会 間野玲子 松本圭世 松浦和子 グレゴリア
 …ブラジルは寒い冬。大霜は一九七五年の大霜被害を上回るはどの損害をパラナ州農村地帯に与えています。来年の収穫は殆ど見込なしと云われています。暗いニュースの中、日本からの皆様の暖かい荷物は…希望と励ましを与えます。今、玄関のベルが鳴りましたので行ってみると、親子6人が衣類を願っていました。早速、寒さに懐える子供に、選んであげたところです。
 今年のブラジルは寒さも激しく、路上生活者の凍死など、寒さへの備えのない人々が苦しんでいます。
 今年の寒さは十何年ぶりかというほどで、凍死した路上生活者、貧しい人々の貧しさに心が痛みます。






『障害者達が手作りカード、人形製作』

〜メキシコ、ニカラグア〜
ベリス・メルセス宣教修道女会 弘田鎮枝
…グループ「希望」は、ニカラグアのエルビエホ市の障害を持つ女性のグループで、一九九二年十一月に障害を持つ2人の女性の努力で設立されました。年齢は9歳から40歳まで、20人前後が毎日「希望の家」に集まり活動しています。障害は身体、知的障害と様々で、母子家庭が殆どです。…グループが出来るまでは、家に閉じこもっていたメンバーも少なくありません。社会では、まだ、障害者に対する差別があり、女性で障害を持つ人たちの自立には厚い壁があります。手に職を持ち、自立を目指して活動を始めましたが、全国的な経済危機で、ニカラグア国内では、殆ど市場がないのが問題で、そのために、海外市場向けのカード生産を始めました。
 大部分のメンバーは、小学校も卒業していませんが、草花にインキを塗り、紙に押して作るカードは、一人一人の創造性によって、ユニークな色と形の世界を生み出しています。大量生産を避けるため、一人が一日5部以上は作成しない方法をとっています。値段は6枚一セットで3ドル。5部作成して全部売り捌ければ、一日百円程度の収入になりますが、現在の物価高では家族の一食分になるか、ならないかの金額です。それでも定期的な現金収入として確保できれば、生きのびるための貴重な手段となります。
 グアダラハラのグループは、貧困家庭の女性を対象にして、どこでも手に入るとうもろこし(メキシコ人の主食)の皮を材料に人形作りを始めました。メキシコは、カナダ、アメリカ、メキシコの共同市場構想によって、北の富める国に対する市場開放の結果、中小産業が決定的な打撃を受け、企業の倒産と失業者の激増によって、経済状況はますます悪化しています。
 とうもろこし人形は、天使、ご降誕など宗教的なテーマの他に、メキシコ各地の民族衣裳をつけたものなど、エキゾチックで素朴なムードで人気を呼んでいますが、これも、ニカラグアと同じく、国内市場を探すのに苦労しています。…「会」のご協力をお願いします。なお、日本での連絡先は、〒166東京都杉並区高円寺南5〜11〜35・メルセス会本部・シスター村岡。Tel03-3311-6146。






『神父は”よろず屋?=x

〜ペルー〜
フランシスコ会 加藤マヌエル神父
…大変長らく御無沙汰致しております。いつぞやも申し上げたと息いますが、ペルーのような不安定な国では、われわれ神父は”よろず屋”的存在です。司祭の仕事よりも、他の面に手を出さねばなりません。…ここ数カ月は、上司の嫌がらせで昇進をストップされている警官の仲裁、政府との裁判で因っている元外交官への励まし、現政権の肝心な人物が日系人であるが故に、私の方に職を求めに来る人達への対応等(です)。エンマヌエルホームの52人の子供達は元気に過ごしています。
一部政府機関の援助と日本からの協力で、食堂の増築が完成しました。…近い将来、幾つかのパビリオンの屋上に、簡単なプレハブの四つの大部屋を建て、それを若者たちの黙想の家にする計画です。
 今のペルーの社会情勢のせいだろうと思いますが、若者達が、精神的な面、いわば信仰生活に力を入れています。日系人の一つの学校では、毎年、夏期講習を利用して、カテキストになる勉強を百人以上もしています。しかし、彼らを収容する、このような黙想の家が不足しているか、あるいは遠い所にあり、この計画はホームの自活(のため)の一つの道として考えています。…去年から、一人の子供のお父さんが靴の修理屋でしたので、靴屋の道具を導入して、子供達に教えるように願い、週2回ホームに通っています。この仕事が子供の性に合ったようで、その証拠に50人のうち30人が訓練を受けております。ホームも助かっています。何故なら各自が自分の靴を修理しているからです。医療センターも順調に運営されています。この度、レントゲン科が設けられました。また、胃カメラも、すでに一々月前から利用されています。今のところ、医療センターには20人の医師、10人の準看護婦、2人の事務員と4人の職員が働いており、比較的安い診療費で賄っています。






『すぐ売り切れた、ブラウス』

〜パラグアイ〜
聖霊奉侍布教修道女会 伊藤伎余子
…週日は二箱、衣類の他に鉛筆などお送り下さいまして、本当にありがとうございました。一昨年送って頂いた白、ブルー、ピンクのブラウス、今年のバザーに出しました。値段も安くしましたので、あっという間に売れ切れ(半分ほどラパスに差し上げました)、おかげ様で…教材費の一部に加えさせて頂き、感謝の気持で一杯です。
…本も、とても助かっております。一昨年、昨年と続いてお送り下さいました。その前に、アニメの本も沢山、子供たちの卒園式のご褒美にあげました。とても喜ばれました。アニメの本も夢を誘い、9子供たちに愛読されています。
…幼稚園も、「子供の日」が過ぎ、また、運動会が訪れます。楽しい運動会にしたいと思っております。(五月十五日)

子供の日に〜パラグアイ
子供の日に〜パラグアイ






『子供たちに、自己学習にビデオ大活躍』

聖霊奉侍布教修道女会 上杉もと
…パラグアイに帰りまして、早速、(ご援助金により)テレビ、ビデオの機械を購入することが出来ました。
 日系人の店で、良い品を快く、安くして下さり、余分で、テレビ、ビデオを入れる戸棚を特注して、あつらえることが出来ました。…この戸棚も、ここピラポの、たった一人の日系人の大工さんに頼みましたが、なかなか出来ず、この度、やっと作って来ました。
 パラグアイも衛生教育、殊に、エイズなどの教育も大切な課題となっております。エルマーナ達はビデオで教育しております。
 幼稚園のエルマーナ伊藤も、子供たちにビデオを見せたり、自己学習をしたり、多方面にわたって私共を助けてくれています。






『アジア』







『一つの島が、一つの国』

〜インドネシア〜
御聖体の宣教クララ修道会 瀬谷和子
…大小の島々で成っているインドネシアは、大袈裟に云えば、一つの島が一つの国のようで、大分遠いがあります。人を見ただけで、この人はジャワ人、この人はバリ人、この人は外国系の人と、すぐ見分けがつきます。生活様式、考え方も違います。大きな行事の時、それぞれの衣裳で勢揃いすると、とても豪華です。最近、また、戦争というはど大きなことでなくとも、宗教をめぐってのいがみ合いが表面化する事件が、相次いで起っています。
 私もこの国に生きて11年、数年ずつ、数カ所で良い体験をして来ました。始めにマディウン町にある70床の小さな病院で、病気の兄弟たちへのお世話を…フローレンス島で貧しい人たちと、ジャワ中郡の素朴なテンクレック村での明るい信仰心…等々です。…一緒に生活している姉妹たち、祈りや物資で援助して下さっている人々の愛に励まされ…神様がご自身が導いて下さっているという強い信頼が生まれました…。(6月7日)








『ヨーロッパ』







『高まる日本への関心』

〜ポーランド〜
汚れなき聖母の騎士聖フランシスコ修道女会
 私どもの会がポーランドに来て七年目、ソビエトとチェコの国境に近い小さな村ストラホチナで、修練者十二名、ポストランス六名を含め二十六名が、汚れなき聖母にすべてを捧げ、祈りとともに、病院で、学校で、教会で、そして使徒活動に野良仕事に…と感謝のうちに過しています。今年は聖マキシミリアノ生誕百周年にあたり、私どもにとっては特別な年です。そして、聖マキシミリアノが創立なさったニュポカラヌフ (首都ワルシャワの近くにあります)に、もう一つ、私どもの支部が出来る予定です。
 美しい自然、野の国ポーランド、教皇ヨハネ・パウロUを生んだ信仰の国ポーランド、国外からの侵略により、度々苦難を受け、祖国を失ったことさえあるポーランド。しかし、苦しみの中にも、絶えず聖母に信頼し、聖母を愛し続けたポーランド人、神を愛し、聖母を愛し、祖国を愛し、そして人を愛し、思いやりに満ちたポーランド人、神と人と自然が一つに溶け合っているという感じのポーランド、そこに何故、布教地日本から?、すべて聖母のお望みですが、聖マキシミリアノ・コルベの精神で生きる女子の修道会が、世界ではじめて日本で生まれたことの証しのため、そして、聖母が日本を愛し、ポーランドと日本を、もっと親密にし、折り合うために遣わされているように思えます。最近とくにポーランドでは、日本への関心が高まっていて、ここにきて、新たに日本について考え、学ばせられています。長い間、共産主義の支配下にあったポーランドに、やっと自由が取り戻されたものの、経済的にも多くの問題を抱え、そして、物がだんだん増えるにつれて、人の心を物が支配していっている…カトリック国ポーランドの教会でも悩みの時です。