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KIZUNA 日本カトリック海外宣教者を支援する会 JAPAN CATHOLIC ASSICIATION FOR AID TO OVERSEAS MISSIONARIES





『ザ・メッセージ』

 (海外短信)  (敬称略)
  • 皆様もご存知の通り、ペルーはただ今、ひどい不況と激しいインフレに悩まされております。そのために、私達が経営しております子供と若い女性たちのための社会事業「サンティシモ・サルヴァドール」も経営が困難になり、子供達は不自由な暮しをしております。一九八八年に始まった建築工事も、今年の二月から中止せざるを得なくなり…遠い日本まで経済援助を求めに参りました。私にとって、この日本、沖縄の旅は最初、不安で一杯でしたが、皆様は私を暖かく迎え、援助の手を差しのべて下さいました。今、ペルーに帰るにあたり、神と、援助して下さった皆様お一人お一人に感謝いたします…。
    (ペルー・アウグスチヌス修道会 Srローザ・又吉)
  • この度、私はペルーに派遣され(10月18日)、何もできない貧しい私でしかありませんが、おかれた場で、共にある生き方を探しながら…と思っております。
    (ペルー・天使の聖母宣教修道女会 杉山あさ子)
  • 今回、日本に一番近い国、韓国へ任命を受け、宣教女として大きな喜びを味わっております。自分の力では何も出来ませんが、いつもキリストが先に、すべてを良い方に向けて下さることを確認して韓国の教会のために働きたいと念じております。
    (韓国・クリスト・ロア宣教修道女会 徳永美智子)






『新派遣宣教者のご紹介』

クリスト・ロア宣教修道女会 武島愛子 ~ハイチへ~
クリスト・ロア宣教修道女会 武島愛子 ~ハイチへ~

クリスト・ロア宣教修道女会 徳永美智子 ~韓国へ~
クリスト・ロア宣教修道女会 徳永美智子 ~韓国へ~

ベタニア修道女会 水口孝子 ~ブラジルへ~
ベタニア修道女会 水口孝子 ~ブラジルへ~

天使の聖母宣教修道女会 杉山あさ子 ~ペルーへ~
天使の聖母宣教修道女会 杉山あさ子 ~ペルーへ~

聖母被昇天修道会 横山まき子 ~エクアドルへ~
聖母被昇天修道会 横山まき子 ~エクアドルへ~

宮崎カリタス修道女会 川下春美 ~ボリビアへ~
宮崎カリタス修道女会 川下春美 ~ボリビアへ~

カトリック信徒宣教者会 斎藤政行 ~サモアへ~
カトリック信徒宣教者会 斎藤政行 ~サモアへ~






『ECHO』

 (敬称略)
  • 会のために奉仕活動を続けていらっしゃる皆様と心を合わせ、祈りと労働のみのりの一部で協力させて頂きます。
    (函館・天使の聖母トラビスチヌ修道院)
  • いつもお世話になっております。海外で宣教なさっておられる、多くの方々のためにお祈りいたします。
    (名古屋・聖母カテキスタ会)
  • 我が家へ来て下さった方々の善意が集まりましたので、送らせて頂きます。   (奈良・仲本悠)
  • 宣教者の神学的な養成のために。
    (北九州市天神町教会)
  • 9月14日に日本を出発し、また、アルジェリアのコミュノテに戻り、仕事を続けます。皆様の祈り、支援により、今日、明日への希望を更に新たにしつつ、皆様と共に世界の教会づくりに励んでいきたいと思います。
    (マリアの宣教者フランシスコ修道会・中村節子)






『ボリビアへ、カトリック誌を!!』

 ボリビアの沖縄移住地で働いている、宮崎カリタス修道女会のシスター方が、カトリックの雑誌を求めています。
 雑誌は、「こじか」15部、「カトリック生活」20部、「家庭の友」20部、「あけぼの」20部です。いずれも、月おくれで結構ですから定期的に、直接、送って下さい。
 送り方は、開封で、船便利用。「PRINTED MATTER」と添書。
 宛先は左記です。
 Madres de Caridad de Japan Casilla 2493 Santa Cruz BOLlVIA

会員数(賛助・個人・法人)計一七一八名(法人+3個人十3)
(一九九〇・十一月一日)






『海外宣教者名簿・第11版(一九九〇年版)発行!!』

 新しい「海外宣教者名簿」(一九九〇年版)が発行されました。
この「名簿」は、海外に派遣されている宣教者、以前、日本で宣教者として働らき、今は、母国、その他で働らき、日本語を理解できる外国人司祭、修道者、海外在住の日本人司祭、修道者、カテキスタ、「海外日本人カトリックセンターと連絡先」などを網羅しております。頒布額は、一冊六百円。郵送料は二一〇円(一冊)です。


 この一年、皆さまの力強いご協力によりまして、海外で宣教にあたっておられる、数多くの宣教者たちに、「会」として支援することができました。
心から、御礼申し上げますし一人一人が蒔いた、小さな一粒の種が芽生え、育ち、そして、大きな樹となり、実を結ぶように、なお、耕やされざる宣教の荒野に、宣教者の方々の手によって、神の恩寵の豊かな実が実ることを願いつつ、支援を続けて行きたいと思います。
 今後とも、皆様の厚いご支援のほど、お願い申し上げます。世界各地で宣教にあたって居られる方々の上に、また、それらの方々を支援して下さる方々が、神の栄光のうちによきクリスマスと新年をお迎えになりますように。
海外宣教者を支援する会





『編集後記』

 多事であった一九九〇年も、ようやく暮れようとしています。
 予想だにしなかった東西ドイツを隔てていた壁も破れ、ソビエトに大統領が誕生、それを契期として、東西、南北問題にも融和への動きが出始めるなど、世界は、たしかに、平和を指向する大きな流れの中に動きはじめたようです。
 しかし、なお、世界の各地には、さまざまな差別、貧困、飢えが存在しているのも現実ですじそれらのすべてが消え、人々が、争いも、憎しみもなく、真の平和の中で、お互いが微笑み、喜びあうことが出来るのは、いつの日のことなのでしょうかしその日が、一日も早く到来することを、ひたすら、願うものです。
 このような現実をみつめ、遠く日本をはなれ、荒野で、砂漠の灼熱の下で、人跡未踏の地がなお残る各地で、身を挺して、宣教に当っておられる方々の聖なる業に、心から感謝と敬意を表し、また、これらの方々に力強い支援の手を差しのべて下さる方々にも心から御礼申し上げたいと思います。
 「きずな」も33号を数え、皆様のコミュニケーションの場として少しでもお役に立っているのでしたら、編集者として、喜びこれに過ぎるものはありません。皆様方が、主の恩寵をうけ、よきクリスマスと新年をお迎えになりますよう、祈りつつ……。(山鳥)