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KIZUNA 日本カトリック海外宣教者を支援する会 JAPAN CATHOLIC ASSICIATION FOR AID TO OVERSEAS MISSIONARIES






『より多くの会員からより多くの宣教者により多くの援助を』

日本カトリック移住協議会専務理事 V・ローシャイタ



 この度ふつつかな者であるにもかかわらず、日本カトリック移住協議会の専務理事に任命されました。まず始めに、今まで「会」を立派に指導して下さった、梶川宏神父様に感謝し、服部比左治会長をはじめ、理事、役員、また、会員の皆様の寛大な努力と暖かい志に心から感謝します。海外で働いている宣教者にとって、皆様の援助は、どれ程の助けと励ましになったでしょうか。これからもより多くの会員から、より多くの宣教者に、より多くの援助を与えることが出来ますように心からご協力をお願いいたします。
 私自身も自分の国(ブラジル)の教会から日本に派遣された一人ですから、古海外で働いている宣教者の気持がよく分ります。
 私が日本へ最初に来たのは戦後まもなくでした。ブラジルを出る前に、日本からよく手紙が来ました「…日本の国民は因っています…食べ物も、衣類も、毎日の生活に必要なものが足りません…どうぞ、出来るだけの物を持って来て下さい…」…この助けを求める声に応えるために、援助の運動を起したわけです。その協力によって大きな木の箱を、いろいろな物で一杯にして、幾つも船で日本へ送ることが出来ました。その時、戦争の関係で、日本と同じように、西ドイツの国民も非常に困っていました。それで、私達はドイツのためにも援助する会”を作って、沢山の物と励ましの手紙を送りました。…前に外国の兄弟たちの助けを必要とした日本は、ドイツと並んで、今は世界中で最も豊かな国の一つであることは違いないのです。まことの消費社会になりました。しかし、このような状態川が、いつまでも続くという証拠はありません。人間は皆、同じ神の子供である、兄弟であることを改めて自覚して、キリストのみ言葉を思い出しましょう。…「隣人をあなた自身のように愛せよ」(マタイ22・39)…私の隣人とは誰でしううか、それは私の目、私の耳に入ったその助けの声、私の愛を求めているその人は、私の隣人ではないでしょうか。
 最後にもう一つ、私たちの援助は、単なる物質的な援助、お金と物を与えるだけでなく、物心両面にわたる協力でなければなりません。場合によっては、一枚の葉書、手紙に書いた励ましの言葉は、お金などよりも、外国で働いている、日本のことを思い出している宣教者にとって、もっとも大きな助けと力になるのではないでしょうか。






『第十七回役員会報告』

 第十七回役員会が、七月二十二日(火)午後六時から、中央協議会々議室で開かれ、次の案件について審議決定した。
@昭和六十年度事業報告(別稿)
A昭和六十年度決算報告(別稿)
B昭和六十一年度予算審議
C昭和六十一年度事業計画
  • 広報誌「きずな」を年四回発行する
  • 講演会=年二回開催予定 D援助について今後の会の援助方針について話し合い、次の点を再確認した。
    (イ)宣教者を通して援助をする(ロ)目に見えないところで、他からの援助も少なく、本当に必要なところを重点的に援助する(ハ)宣教者の養成や派遣のための援助を考える。
    (ニ)信徒宣教者の養成と派遣、およびアフターケアのための援助・養成、派遣のための費用として、今年は八十万円の援助を決定。
    (ホ)ミンダナオ島の教会堂の備品費用として、三千ドルの援助決定。
    (ヘ)ブラジルの二世宣教師の日本語学校の学費一年分、五十万円の援助決定。
    (ト)その他=衣類・書籍の現地への発送の整理手伝いと送料の援助。
    E「きずな」16号の発行=九月一日を予定。巻頭言はローシャイタ神父、三五〇〇部発行。
    F事務局長梶川神父様の辞任とローシャイタ神父様の事務局長就任了承。(梶川師は日本カト‖′ック移住協議会理事に専任)。
    G「今、アフリカに生きる」の発行の件(別稿)。






『海外宣教者を支援する会昭和60年度収支決算書』

 昭和61年3月31日現在

〔収入の部〕
項目金額
寄付金(特別寄付金絵葉書代含)12,792,277(円)
預金利子1,428,781
前年度繰越金21,998,680
合計36,219,738

〔支出の部〕
項目金額摘要
援助費10,293,580(円)
インドネシア奨学金△46,098(前年度援助済)
運営経費広報・印刷費通信費・事務用品費支払手数料・交通費会議費・雑費1,903,568広報・”きずな”4回発行印刷費・封筒、振替用紙通信費・”きずな”送料(海外含む)、支払手数料・送金、振込手数料、会議費・懇談会1回会議4回他
支出合計12,151,050(円)






『昭和六十年度事業報告』

 @広報=広報誌「きずな」年四回(6月、9月、12月、3月)発行
 A会議=役員会5回開催(4月30日、7月25日、10月22日、12月16日、3月25日)
 B講演会=1回開催・12月16日、松尾神父(ブラジル)、倉橋神父(パラグアイ)、石神司教(マダガスカル)、梶川神父(アフリカ)について、現地視察帰国報告をきいた。
 C援助=○救援物資運搬用小型トラック購入費の一部(マダガスカル)○スラム託児所付属設備援助(ブラジル)○スライド映写撥・スライド(マカオ)0信徒宣教者養成援助○日伯司牧協会の印刷撥購入の一部(PANIB・ブラジル)○カルメル会、祈りの友20冊(ペルー)○衣類送料(ブラジル、フィリピン)○奨学金川一カ月一万円で二年分)(シエラレオーネ)○児童教育援助、栄養失調児の救済等の福祉活動(ザイール)〇四名の奨学金一人一年分(三八、〇〇〇円×4名六年分)(ブルキナ・ファソ)○薬品代とノート、鉛筆の送料(チャド)○ビデオテープ、聖歌集と送料(アルゼンチン)○青少年育成のための自転車、交換タイヤチューブ等部品と基金(ガーナ)○顕微鏡(破傷風、マラリア検査のため)(ベニン)○ラジオ(砂漠での緊急連絡用無線のため)(ペルー)○聖堂、宿舎建設資金の一部(ボリビア)○ガソリン代(ボリビア)○自立のためのパンこね撥の援助(ペルー)○日伯司牧協会(PANIB)の宣教者・派遣・養成のため(ブラジル)○アマゾン奥地での宣教のための祈り本他(ブラジル)○ワクチン等の保存用冷蔵庫、修理用圧縮機等(シエラレオーネ)
 D会員の活動による援助=○クリスマスカードを会員が分担して、宣教者全員に送り、文通○フィリピン、ブラジル等への衣類送付のための荷造り○日伯司牧協会(PANIB)から要請の印刷轢購入のため、有志会員が個人的に応援O「あけぼの」、その他の本、雑誌等を毎月、定期的に送付O「きずな」発行の折の全国への送付、手伝い○地域教会バザー等への会員参加と、PR、現地製作物の販売。
 E現在会員数=個人会員・三〇五賛助会員・九一法人会員・八四四計一二四〇(一九八六・五・一現在)