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KIZUNA 日本カトリック海外宣教者を支援する会 JAPAN CATHOLIC ASSICIATION FOR AID TO OVERSEAS MISSIONARIES

来訪者

事務局訪問の宣教者の皆様(日付は来訪日)

◎ 5月12日
聖心会 シスター寺田 和子:ウガンダ

 4月末にウガンダから一時帰国。余りにも「物」がありすぎて、大切なものが見えにくくなった日本は大変だと思いました。携帯電話にとりつかれたような人々の姿は異常に見えました。横浜でのアフリカ開発会議や洞爺湖のサミットで、以前よりアフリカに関心が向けられるようになったことは、うれしいことです。アフリカを理解し、文化交流や支援活動をしていらっしゃる方々との出会いもあり、充実した3か月でした。皆様のお祈りによるご支援を感謝しながら、77月17日ウガンダに帰ります。


◎ 5月12日
御聖体の宣教クララ修道会 シスター吉田 富美子:インド

 今日は皆様に、まず感謝とお詫びをするために事務所を訪問しています。海外のどこにいても、毎年送ってくださったクリスマスカードや「きずな」、本当にありがとうございました。それに反して、私の方はご無沙汰ばかり、どうぞお許しください。2000年から3年間インドネシアで、その後5年間インドと、通算8年間、皆様からの「クリスマスカード」と「きずな」に支えられ、励まされ、与えられた使命を終えてこの5月初めに帰国しました。これからの任務は、日本での使命を、聖パウロのように海外にいたときと同じ宣教的熱意を持って果たしていくことです。これからも皆様の支えに信頼して、私の歩みを続けます。


◎ 5月19日
御聖体の宣教クララ修道会 シスター根岸 美智子:シエラレオネ

 海外から帰国して六本本の事務所を訪ねて、事務局の方の笑顔に迎えられると、本当に故郷に帰ったような安らぎを感じるのは私だけではないでしょう! 最初に帰ったのは1980年、2度目は7年後の1987年、次は1994年、その後、シエラレオネで内乱があり、しばしば日本へ。その度に日本の変わりぶりに、まさに“浦島花子"でした。日本の便利さにびっくりしたのですが、なんとなく人々の笑顔が少なくなっているようでした。1998年、2004年、そして2008年の今回の帰国、年を重ねるごとに日本の暗い反面が多く見えるようになり、少々悲しく残念に思います。携帯電話やパソコンはすべて素晴らしく、便利ですね。でも、機械は微笑を返してくれません。友だちも家族もお互いに肩をたたきつつ、議論を交わし、慰め励ましあってこそ、人間としての幸せがやってくるのではないでしょうか?


◎ 5月26日
マリアの宣教者フランシスコ修道会 シスター佐野 浩子:コンゴ・キンシャサ 

 日本から派遣されてもう26年が過ぎ、今回4年ぶりに帰省しました。その間に動乱、内戦、難民生活、…独裁主義国家から民主主義選挙を経て民主主義国家の誕生…、と国が動くなか、神様のみ手に守られ、また皆様のお祈りと温かいお心に励まされて、現地の人々と共に生きていくことできました。ありがとうございました。日本に帰ってから、アフリカ月間、サミット、エコ問題、地震、通り魔事件、オリンピック…などなど悲喜こもごものニュースに、考えさせられることの多い日々です。これからもよろしくお願いいたします。


◎ 6月20日
信徒宣教者会(JLMM) 日笠山 万希子:タイ 

 JLMM(日本カトリック信徒宣教者会)は現在、5名をアジア諸国に派遣しているとても小さな団体です。3年間のタイ派遣中には、世界中で活躍される神父様やシスター方を「きずな」で読ませていただいておりました。私たち一人一人の存在はちっぽけだけれども、イエス・キリストを通して「皆つながっている!」と分かるとき、自分自身の内側からエネルギーがみなぎってくるのでした。これから私は日本が活動拠点地となりますが、皆さんとつながらせてください! この出会い、神に感謝!


◎ 7月14日
ショファイュの幼きイエズス修道会 シスター橋本 進子:カンボジア 

チムリアップ・スオ・ソクサバイチアテ?(こんにちは、お元気でいらっしゃいますか。)カンボジアでの使徒職派遣を受けて、早くも4年が過ぎました。修道院は首都プノンペンの南、148km離れたカンポート村にあります。私の使徒職の一つとして、当地の語学と文化センター内にある図書館を拠点に、車で1時間から1時間40分ほどある村々の青少年を対象に、読書推進活動を行なっています。青少年が読書を通して知識を学び、彼らの魂に少しでも触れることができたら幸いです。日本の皆様からの物心両面にわたる愛のご支援があるからこそ、当地の人々に愛の奉仕ができると感謝しています。今後ともよろしくお願い申し上げます。


◎ 7月14日
ショファイュの幼きイエズス修道会 シスター有薗 順子:チャド 

 今年の2月、内乱のためフランスに一時避難したとき、自分が平和のために真剣に祈っていなかったことに気づき、もっと、もっと心から世界平和のために祈ろうと決心し、リュ・ド・バック(注:「不思議のメダイの聖母の聖堂」があるパリ市内の通りの名前)で5大陸のために祈るロザリオを購入して祈っています。日本に帰って、“日本は世界で2、3番目に平和な国”と聞き、一寸とまどいました。平和な国とは…。小競り合いの続くチャドのため、また世界の平和のため、祈りと福音宣教は欠かせないと、心を新たにしました。多くの方々のご支援に感謝し、信頼しつつ、また8月22日出発しますので、よろしくお願いいたします。




海外短信

海外短信

  • 2か月の日本滞在を終え、6月1日に戻りました。言葉の壁は未だに厚く、周りの方々に助けられながら、主に感謝しつつ精一杯努めたいと思っています。先日、「聖母の騎士」社に皆様に南アフリカについて知っていただきたく原稿を送りました。お目に留まれば幸いです。支援する会の皆様のお祈りと支援に心から感謝しています。
    (南アフリカ ウムジント マリアの宣教者フランシスコ修道会 内田 雅)

  • 日本滞在2か月は余りに短いものでした。健康チェックもすべてはできませんでしたが、元気で日本中を走り回れましたことに感謝しています。日曜ごとにどこかの教会からお招きを受けお話をしました。どこに行ってもきれいなお部屋、便利な交通機関など文明の恵みを受け、そして今、電気もなく、お湯の出るシャワーもないこの地に戻ったことを実感しています。食糧不足はさらに厳しくなり、物価の上昇も著しく、生活は一層苦しくなっていました。これからどうなりますか? ただ神様に祈るばかりです。
    (シエラレオネ ルンサ 御聖体の宣教クララ会 根岸美智子)

  • 6月29日に本会の創立協力者、マザー・ヨゼファがオランダのシュタイルで列福されました。それに向けて、世界中の聖霊会がひとつになって喜びを分かち合えることに感謝し、9日間の祈りをいたしました。こちらは冬休みになりましたが、雨が降り続き、川に水かさが増したり、洪水になったりして道路が切断されて、せっかくの休みも帰宅できない生徒もいます。
    (チリ フレシア 聖霊会 伊藤 晶)



    エコー  

    • 「きずな」をありがとうございました。カンボジアの水上村での厳しい現実の記事を読み、今の時代のこんなことがあるのだろうか、と驚きました。少しですが、送金できることをありがたく思っています。
      (東京都小金井市 佐藤幸子)

    • いつも「きずな」ありがとうございます。海外で働く会員のためにいつもご支援ありがとうございます。
      (鹿児島県奄美市 宮崎カリタス修道会名瀬修道院)

    • 皆様が困難な状況下で、心身ともに健康でお仕事に励まれますようにお祈りしております。
      (匿名希望)

    • 海外宣教者の皆様のご苦労に感謝し、ご健康とますますのご活躍を心よりお祈りいたしております。
      (滋賀県大津市 田甫本子)

    • いつも「きずな」を楽しみに読ませていただき、そのあと他の方へお回ししています。わずかなご協力しかできず申し訳なく思っています。
      (兵庫県神戸市 パリミッション女子会)

    • 不安定な世界情勢のなか、海外での宣教はどんなにか大変なことと思います。ご健康をお祈りいたします。
      (北海道室蘭市 松岡健一 博子)

    • 子どもたちにいただいたお年玉の一部です。遅くなりましたが、お役立てください。母より。
      (さいたま市 岡田 萌、藍、真侑)

    • 新入会員のお名前を見ながら思いました。どうか神様、新しい人、若い働き手、そして宣教者になろうとする人をたくさんお与えください。
      (千葉県市川市 中 具巳)

    • いつも「きずな」をお送りくださってありがとうございます。ミッショネールの方々と心を合わせてお祈りしております。
      (広島市 天野洋子)


    ECHO欄は国内会員からのお便りや、送金してくださるときに添えてくださったメッセージを中心に作成しています。




    『新入会員』

    個人会員 12件
    団体・法人会員 1件


    『編集後記』

      8月、北京でオリンピックが開催され、日本では時差も少ないのでライブで観戦できました。宣教地の皆様には、応援する国が2つになって熱の入ったところ、関心が薄い地域などさまざまだったことでしょう。季節が変わっていきます。皆様お元気で! 
    (す)



    発行:日本カトリック海外宣教者を支援する会
    会長: V.ローシャイタ神父

    〒106-0032 東京都港区六本木4−2−39
    Tel:03-5770-8753 Fax:03-5770-8754
    e-mail:kaigai-senkyo@cronos.ocn.ne.jp
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        日本カトリック海外宣教者を支援する会 会長 V.ローシャイタ
    ・郵便振替口座 00140−5−67881 海外宣教者を支援する会