トップ宣教者の声 > 2005年10月
KIZUNA 日本カトリック海外宣教者を支援する会 JAPAN CATHOLIC ASSICIATION FOR AID TO OVERSEAS MISSIONARIES

宣教者の声

パラグアイからのお便り(エンカルナシオンにて)

聖霊奉侍布教修道女会 シスター林 静子
主の平安!
 ローシャイター神父様始め宣教者を支援する会の皆様、この度は「きずな」92号をお送り下さって、有り難うございました。世界の各地で宣教なさっていらっしゃる皆様の記事を拝見して、大いに励ましを受けました。
 先日ブラジルから送って頂いたオリゾンテ誌によりますと、ローシャイター神父様は今年金祝をお祝いなさり、そのために故国ブラジルに一時帰国なさったと伺いました。おめでとうございます。陰ながらお祈り申し上げます。ローシャイター神父様は多分日本でお暮らしになる年数の方がブラジルよりも長いのではないかと思います。本当に宣教者たちの架け橋となって、陰の力となり、支援して下さって、まことに有り難うございます。
 今年、現在私が済んでおりますピラボ移住地は入植45周年祭を迎え、8月2日に大統領、副大統領を始め、日本の大使、領事、各日本人コロニアが関係する主だった方たちを招いて、盛大な式典がありました。ピラポ・コロニアは岩手県出身の人が多いので、日本からわざわざ岩手県知事の代理の方もおみえになり、祝辞を述べられました。これを機会に、南米の相撲選手権大会、日本から芸能人を招いての音楽コンサート、農機具やコロニアの方たちが心を込めて作った植木や手芸品の展覧会など、一週間くらい行事が続きました。
 ラパス日本人コロニアも9月15日に入植50周年祭を祝いました。この時は農牧大臣を始め、政府の重職にある方たち、日本大使、知事、近隣の市町村長の方、農協関係者、コロニアの功労者たちが招かれました。シスター金永と私も永年(30年)の間幼児教育のために骨を折ったとの理由で招かれました。
 電気も電話も水道、アスファルト道路もなかった昔に比べ、只今は文化的には随分進歩いたしました。移住地が貧しかった時代には、カトリックの教えを熱心に求める人たちもおりましたし、研究会なども行われおりましたが、昨今はミニゴルフ、ゲートボール、青少年のサッカーや野球、婦人会の研修旅行、バレーボール、ハンドボールなど運動、娯楽の方が忙しくなってしまい、真剣に聖書の勉強とか神様のお話を聞こうという人が少なくなってしまいました。
 教会に来るのは、冠婚葬祭の時だけという信者さんも沢山おります。日本人移住者は勤勉で、評判も良いのですが、あまりにも物質文明に傾いてしまい、残念に思っております。
 日本もこれから段々とお寒くなると思いますが、どうぞ皆様もお体に気をつけて、お仕事をなさって下さいませ。
 右とりあえず、「きずな」のお礼旁々近況をお知らせまで。聖霊のおんいつくしみによりて。
2005年10月09日




パキスタンからのお便り(ファイサラバードにて)

マリアの宣教者フランシスコ修道会 シスター岡野 真弓
海外宣教者を支援する会事務局へ
 お見舞いのメールありがとうございます。
 幸いにもここファイザラバードは震源から離れており、被害を受けませんでした。
 病院からは被災者のために医薬品、防寒用衣料を送るところです。
 また当院の看護婦(パキスタン人)と、常時当院で働いている海外青年協力隊員(日本人)がイスラマバードでこの緊急時の要請に応じて、働いています。
 私も、加われる場所を探しています。かなり長期の援助を必要とすると思われます。
 今は、冬に向けて、彼らのシェルターつくりが先決です。
 どうぞお祈りください。
2005年10月19日