トップ宣教者の声 > 2005年01月
KIZUNA 日本カトリック海外宣教者を支援する会 JAPAN CATHOLIC ASSICIATION FOR AID TO OVERSEAS MISSIONARIES

宣教者の声

フランスからのお便り(サン・ジャングゥにて)

ショファイユの幼きイエズス修道会 シスター青木 文子
 新年明けましておめでとうございます。
 いつも「きずな」を送ってくださり、感謝して読んでおります。私自身も日本から派遣されたミッショネールとして、都会の娘と呼ばれるフランスの中央部、ブルゴーニュ地方の小さな町で、日々を喜んで過ごしております。
 今日は日頃の感謝と住所変更のお知らせと思い、筆を取りました。
 以前はパリの郊外に住んでおりましたが、昨年の夏からこの新しい住所に移りました。同じコミュノテ(共同体)に当会のシスター堀内 操もいます。
 心を合わせて、全人類の歩みが平和を促進する年でありますよう、お祈りして。
デッサン
デッサン
2005年01月13日




ケニアからのお便り(キクユにて)

マリアの宣教者フランシスコ修道会 シスター 南雲 春江
 クリスマス・カード有り難うございました。
 「海外宣教者を支援する会」の皆様には見知らずの私たちのために祈りと援助を有り難うございます。
 私は筆不精とあまり社交的ではない性格で、事務所には1回だけ2002年に援助のお金を受け取るために訪れただけです。いつも色々なことを手伝っていただき有り難うございます。
 私は15年前ケニアに派遣されました。今は私たちの管区の修練院に昨年4月に派遣されました。修練院と言っても修練者はいませんで、2006年を待っているところです。
 ここでは、フィリピン人、韓国人と私、3人の共同体の姉妹と、この1月から終生誓願の準備に来たケニア人とタンザニア人の2人の若いシスターズ合わせて5人で住んでいます。5人で5国籍です。そして直ぐ隣には3人のケニア人志願者も住んでいます。
 小さな職業訓練所を持っていて、ほとんどの女性が8年制の小学校を終わるか、終わらないかでドロップアウトした人たちです。田舎なので、とてもシンプルな心の若い女性たちです。私たちは毎日忍耐ということを学びながら、手仕事を教えています。2人の先生と私たち2人の姉妹がそのプロジェクトで働いています。もう一人の姉妹は、Youth vocation ministry の仕事をし、若い人たちと関わっています。
 15年もこの国にいるのですが、毎日毎日新しいことの発見と学びを続けています。
 新しい年、神様の祝福を祈りながら。
2005年01月20日




チャドからのお便り(ンジャメナにて)

ショファイユの幼きイエズス修道会 シスター有薗 順子
海外宣教者を支援する会の皆様

 一月も残り少なくなって参りましたが日本の冬は如何でしょうか。こちらは急に暑くなり最早扇風機を使用しています。さて、ンジャメナは新年早々大変嬉しい喜ばしい重要な行事が行われました。1月16日から23日まで首都から16キロメートル離れた大神学校で中央アフリカ(カメルーン、ガボン、コンゴーキンシャサ、ギネェクアトリアール、中央アフリカ、チャドの6カ国)の司教様方と若者たちとの会議が開催されました。テーマは(社会と教会に於ける若者たち)で司教様方は各国から男女1人ずつ青年を同行され、チャドからは10人の代表者がカトリックアクションから選ばれ、いろいろなグループの青年たちとの交流も予定されていました。ガール・スカウトからも1人の代表が出席し、「アフリカの女性について」という課題で質疑応答や討議の時間も組まれていて、相方とも大喜びしていました。
 23日の閉会式は50余名の司教様方と同数ぐらいの神父様方の共同司式で方々の小教区民10万人以上が参加し、盛大な式典が行われました。私はバチカンでの式典を想起していました。カメルーン、ドアラのTumi大司教様はミサ中で、次のような助言で締めくくられました。

   1 すべての事をより良く行いなさい。
   2 すべての事をより良く行い続けなさい。
   3 規律正しい生活をしなさい。
   4 祈りそして主に信頼しなさい。
   5 分からない事、理解出来ない事は謙遜にききなさい。

 ミサの終わりには司教様方と若者たちの宣誓文が読み上げられ大喝采を浴びました。神様は中央アフリカに大きなお恵みを準備して居られたのです。1週間にわたるこの重大な会議は政府の協力もあってすべて順調に、無事に終わりました。これからの若者たちの活躍が期待されています。

追伸

 この手紙を投函しようと思っている時、日本の美しい太字のカレンダーが届き、シスター上野、日置、アンネットの4名で大喜びしました。事務所に早速掛けて、皆に日本の美を観て頂きます。早速一人の青年は雪を見て、「あれは綿、または雪?」と。雪を知りませんので、当然ですね。いつも、いつも有り難うございます。お祈りでしかお礼できませんが、神様がすべてを良くして下さると信じています。
2005年01月