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KIZUNA 日本カトリック海外宣教者を支援する会 JAPAN CATHOLIC ASSICIATION FOR AID TO OVERSEAS MISSIONARIES



来訪者

事務局訪問の宣教者の皆様(日付は来訪日)

◎ 2010年3月26日
フランシスコ会 司祭 小川 満:ブラジル
Fr小川
  昨年の大晦日も押し迫った12月30日、晴れ渡った星空のもと、北国の冬の寒さが深々と身にしみる旭川空港に着いたのがまるで嘘でもあるかのように、ここ東京六本木の本部修道院の中庭には、すでに五分咲きの桜がのどかな春の近いことを知らせています。3か月の休暇も残り3日となり、旅立ちの準備に追われています。インターネットの天気予報によればブラジルのドゥラードスは気温が20〜30°Cとのこと。32年にもなるブラジル滞在ですが、この暑さにだけは体が慣れてくれません。滞日中皆様からのご親切を胸に刻み、さらに3年、暑さの中での宣教生活をキリストとともに過ごすつもりです。お祈りの支援を感じつつ。



海外短信

海外短信

  •   1月中は雨、雨、雨でうすら寒いような毎日のタピライでしたが、2月に入ってから猛暑となりました。今日、目も覚めるような美しいカレンダーをお送りいただき、本当にありがたく嬉しく、心から御礼申し上げます。四季の移り変わりがはっきりとしている日本の自然の風景に、何とも言えない東洋のよさが滲み出ている美しさです。日本人として生を受けたことを、改めて神様に感謝し、日本語を習う生徒さんに日本の花を見せてあげています。皆様方のあたたかいお心遣いが私たちの心をどんなに和ませてくださるのでしょう。感謝にたえません。
    (ブラジル・タピライ タピライのカテキスタ会 箕浦マサ 野田芳子)

  •    先日は美しいカレンダーをお送りいただきありがとうございました。毎年いただくカレンダーの風景・家屋など、こちらに長年生活しておりましても、美しいと思いますし、本当に心が落ち着きます。今年も皆様のお働きの上に神さまのご祝福と豊かな恵みが注がれますようお祈り申し上げ、引き続きつたない私共の奉仕のためにお祈り、ご支援いただきますようお願いいたします。
    (ブラジル・パラナ州 長崎純心聖母会 高平恵子)

  •   支援する会からの「きずな」を本当にありがとうございます。私は本年サンフランシスコに移動し、聖心カテドラル高等学校の図書館のお手伝いをしています。生徒1,200名、教職員100名のマンモス校です。スペイン語、中国語、日本語のクラスがあり、週に3度日本語クラスのお手伝いをさせていただいています。日本では多くの高校生が中退していると聞きますが、こちらでは生徒が意欲的に、楽しみながら勉強して、いきいきしています。
    (アメリカ・サンフランシスコ 聖ビンセンシオ・ア・パウロの愛徳姉妹会 望月敬子)

  •   今年のドイツの冬は長くて寒く、心から主の復活と春の訪れを待ち望んでいます。教会内では長年にわたる聖職者による子供たちへの性的暴力が次々と明るみに出てきて、信仰だけでなく、モラルの問題の危機に面しています。この四旬節中、私たち全てが自分の犯した罪を真摯に受け止め、真の神と人への愛に目覚めていきますよう祈っています。
    (ドイツ・ニュルンブルグ 聖パウロ女子修道会 比護キクエ)




    エコー

    • 海外で身を挺して貧困と戦っていらっしゃる神父様方、シスター方のお働きに少しでもお役に立てばと願って、本日送金いたしました。実は、昨年チャドで天に召されたシスター二條は、11年前、私共「芝の会」が企画した支援先の子供たちとの交流ツアーとして、ベトナム訪問に参加されました。そのご縁で、チャドから一時帰国された折には、私たちもシスターのご報告を伺う機会に恵まれ、その後シスターの活動を何かお手伝いできないものかと、いろいろ模索している最中の悲報でした。 シスター二條のお役には立てませんでしたが、同じように危険と隣り合わせで頑張っておられる宣教者の方々にお使いいただけたら幸いです。
      (東京 NPO法人「芝の会」代表 建野典子)

    • 「きずな」を楽しみに待っています。情報を分かち合いながら、世界中で働いておられる方々のために祈っています。祈ることで自分が豊かになるとに気づかされる年齢になりました。生かされていることに深く喜びを味わう日々です。
      (青森県八戸市 平田藤江)

    • 地球家族の上に希望の光が与えられますように。
      (北海道函館市 天使の聖母トラピスチヌ修道院)

    • 不定期な送金で申しわけございません。皆様のお仕事に感謝しております。お役に立てばうれしいです。
      (北海道留萌市 カトリック留萌教会)

    • 「きずな」を読み、海外で宣教している神父様やシスター方のご苦労が伝わってきます。神様の恵みが豊かにありますようにと祈っています。
      (長崎市 片山キミ子)


    ECHO欄は国内会員からのお便りや、送金してくださるときに添えてくださったメッセージを中心に作成しています。



      『新入会員』

      個人会員 2名
      団体・法人会員 1件


    『事務局からのお知らせ』

    ◎ 事務局は8月16日(月)から1週間夏休みをいただき、23日(月)から業務を再開しますので、よろしくお願いいたします。
    ◎ 111号から毎号振込用紙を同封することになりました。毎回送られてきて、煩わしく思われる方も多いかと思いますが、これは事務処理を軽減するためのもので、ご了承いただきたくよろしくお願いします。



    『編集後記』

    ◎ この春、日本中が気候不順で、初夏になったり真冬に逆戻りしたり、さらに真夏日になったことも。満開の桜に雪が降り積もり、思いがけないお花見の初体験をしたところもあったとか。結果的には長く桜を楽しめたのですが、農作物に影響が出ました。日本では天候に一喜一憂することが多いのですが、世界の旱ばつあるいは洪水でいつも苦しんでいる方々を思うとき、気持ちは複雑です。
    ◎ 5月24日(月)、NHKの「クローズアップ現代」にシスター須藤昭子が登場し、ハイチの地震後初めて現地に入った83歳とは思えない、力強い言動のシスターが放映されました。一時帰国中で難を免れたものの、長年結核の専門医として関わり築いてきた病院を失い、さらにこれから若者達と共に、国の再建を願っての農業学校建設計画も中断せざるをえないことに。12月にシスターの新しい計画のための支援を決定したばかりでしたが、今号の議事録にある通り使途はシスターにお任せすることに。番組の最後に、キャスターからの引退についての問いに、仕事をしている人なら引退がありますが、私にとっては「生き方」ですから、引退はありません、と淡々と話されたことが印象に残りました。(す)




    発行:日本カトリック海外宣教者を支援する会
    会長: V.ローシャイタ神父

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    Tel:03-5770-8753 Fax:03-5770-8754
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        日本カトリック海外宣教者を支援する会 会長 V.ローシャイタ
    ・郵便振替口座 00140−5−67881 海外宣教者を支援する会