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KIZUNA 日本カトリック海外宣教者を支援する会 JAPAN CATHOLIC ASSICIATION FOR AID TO OVERSEAS MISSIONARIES

きずな


《巻頭言》

《マリアのように》

フランシスコ会 中谷 功
  日本から海外に派遣されて働く宣教者の数は336人。世界55カ国で働いております。(2009年統計)20年余り、その宣教者たちの便りを読んだり聞いたり出来たのは幸いです。その中で、心に残った声のひとつ。それはイスラムの世界で宣教するシスターたちや信徒宣教者たちからのものです。イスラム社会ではキリスト教の宣教は禁止です。違反すると逮捕か国外追放。では何のためにそこに留まるのか、というものでした。宣教者が言うには、住民の中で生活を共にして、日常生活を、生きる事を分かち合うことだと。ただひたすら自分の存在を人々の中に置く、という宣教。
  また、信徒宣教者の話しですが、その国の乳児の死亡率を改善しようと、母親たちを指導しておりましたが、何年続けても改善されず、半ば諦めていました。ある時、乳児が死んで悲しむ母親に同情して一緒に泣きました。それが続くうちに母親たちはだんだん心を開いて、その宣教者の話しに耳を傾けるようになった、というのです。人々の心を受け止めて、その中に自分の存在を置いて共に生きる。ロマ書にある「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣く。」(12:15)でしょうか。
  主イエスの十字架の下で、マリアは息子のために何も出来ませんでした。ご自分の無力を感じながら、ただひたすらご自分の存在を十字架の下に置くしかありませんでした。ヨハネは「十字架のそばには、母が立っていた」(19:25)とあります。
  宣教とは人生の幅だけ様々な方法があると言います。存在で祈る。存在を通して宣教する。昨今、高齢化される社会にも繋がっていると思いました。年をとっても病気になっても、その年齢に相応しい宣教方法を、神さまは用意下さっていると思います。若い時のような活動が出来なくても、キリストの「キの字」も言えなくなっても、キリストがそうなさったように、過家庭の中で、地域社会の中で人々と共にあって祈り宣教する。その招きに応えられるよう、宣教者の方々と共に祈りたいと思います。マリアのように!(運営委員)
  

『第35回運営委員会議事録』

日 時:2009年12月12日(土) 18:00〜19:00
場 所:四谷SJハウス会議室
議 事
T.きずな109号について
  * 巻頭言(大木神父)が思いのほか長文であったので、少し整理をした結果、文章の長さを感じさせない感動的な読み応えがあったと思うと、担当者から発言があった。
  * この巻頭言を興味深く読んでくださった方が多かったようで、事務局へ「きずな」をほしいと言ってきた人もあった。
U.きずな110号について
 巻頭言は久しぶりに運営委員でもある中谷 功神父にお願いする。原稿の締め切りは2010年2月10日、発行日は3月1日、発送作業は3月4日の予定。
V.援助申請の審議
 @ マダガスカル・アンタナナリブのSr.平間理子(マリアの宣教者フランシスコ修道会)から毎年、幼稚園(40名)、小学生(40名)、中学生(35名)、高校生(35名)への奨学金の申請が出されているが、昨年は高校生の奨学金のみであった。検討の結果、今回は合計16,042の半分、8,000ユーロを援助することに決定した。
 A カンボジアのカンポート共同体のSr.橋本進子(ショファイュの幼きイエズス修道会)から担当している6つの村を巡回するためのガソリン代として、2,160ドルの申請があり、援助を決定した。
 B ブルキナファソのSr.サロメ・イエン(マリアの宣教者フランシスコ修道会)から栄養失調児センターの農園に行く交通手段として、オートバイ1台の購入費 264,000円の申請があり、検討の結果援助を決定した。
 C ハイチ共和国のSr.須藤昭子(クリスト・ロア宣教修道女会)から植林事業を進めるための中古車の維持管理費(ガソリン代を含む)として 3,000ドルと、指導者の出張費、苗木の世話人の給料2人分として 2,000ドルの申請があり、全額援助を決定した。
 D ボリビアの倉橋輝信神父(サレジオ会)からボリビア国内の日系信徒司牧のための諸経費として 540ドル、およびアルゼンチン日本人共同体司牧のための旅費、経費として 450ドルの申請があり、援助を決定した。
W.その他
 1)2月6日(土)14時から六本木の聖ヨゼフ修道院講堂で、「宣教者のお話を聞く会」を開催する。講師はハイチのSr.須藤、ボリビアの倉橋神父、ミクロネシアのSr.赤岩。
 2)10月25日に東京・成城教会の「ウエルカムデー」のバザーに参加した収益、および事務局で販売した物品の収益が 54,500円になったと担当者から報告があった。
 3)次回の委員会は、3月13日(土)午後4時から四谷のSJハウスで行なう。
 



皆様のご支援をお待ちしております

1982年9月、世界各地へ派遣されている宣教者を日本から支援するためにこの会は設立されました。以来、困難な状況にあって現地の人々と共に生活し、喜びも悲しみも分かち合って活動する宣教者を物心両面から支援してきました。これからも皆様からのいっそうのご支援をお願いいたします。
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